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ポルシェ718ケイマンGT4 RS & タイカンGTS LAモーターショーで公開予定

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ポルシェ718ケイマンGT4 RS & タイカンGTS LAモーターショーで公開予定

ケイマンとタイカンに新仕様登場

ポルシェは、来週開催されるLAモーターショーにおいて、718ケイマンのハードコアな新仕様「GT4 RS」を公開することを発表した。

<span>【画像】ポルシェの新モデルとは?【ケイマンGT4とタイカンを写真で見る】 全80枚</span>

ポルシェはこのモデルを「完全に不合理」と表現しており、軽量、出力向上、ダウンフォース増加によって、既存のGT4よりも速いラップタイムを実現するという。

一方、タイカンに追加される新モデルの1つが「GTS」であることもほぼ確定している。具体的な詳細は明らかではないが、AUTOCARは今年初め、ポルシェがタイカン・クロスツーリズモのオフロード志向のボディクラッディングを外し、車高を下げたバージョンを検討しているという情報を掴んだ。

最新の718ケイマンGT4 RSは、すでにニュルブルクリンクでテスト走行が実施されている。後半のテストでは、プロトタイプがノルドシュライフェの20.832kmを7分9秒300で周回。20.6kmのコースでは7分4秒511を記録しており、通常の718ケイマンGT4よりも23.6秒速いとしている

周回をこなしたのはテストドライバーのヨルグ・ベルクマイスターで、マシンにはフルレーシングシートとオプションのミシュラン・パイロットスポーツカップ2 Rタイヤが装着されていた。

ポルシェのGTモデルの責任者であるアンドレアス・プルーニンガーは、GT4 RSが「軽量構造、より大きなダウンフォース、より大きなパワー、そしてドライバーの入力に対するハイレベルの応答性とフィードバックなど、真のRSを特徴づけるものすべてを備えている」とコメントした。

技術的な詳細は明らかにされていないが、新しい公式画像と以前のスパイショットから、RS特有のボディワークが確認できる。

フロントには、911 GT2 RSと同様のNACAダクト付きボンネットが備えられており、リアのクォーターガラスは、冷却口に置き換えられている。また、フロントのブランキングプレートが、新たに追加されており、兄弟モデルの911 GT3 RSと同様の、ウイングに取り付けられたエアアウトレットが採用されると思われる。

GT4よりも大型化したリアウィングは、マウント部分に新しいデザインが採用されているように見える。ホイールには、従来の5ラグのパターンに代わり、モータースポーツにインスパイアされたセンターロックシステムが採用されており、サーキットでのポテンシャルがうかがえる。

GT4よりさらに走りに特化したRS

718と911の責任者であるフランク・ステフェン・ウォライザーは、2019年のフランクフルト・モーターショーでAUTOCARに対し、718ケイマンGT4の走りに特化したRSバージョンを見てみたいが、実現するかどうかは開発の優先順位によると語っていた。

ウォライザーは当時、「誰もがRSを求めています。GT4 RSのイメージはありますが、まだ決定ではありませんし、チャレンジングなものとなるでしょう。実現できたらいいと思いますし、さらなるパワーが欲しいとも思います。需要のあるマーケットに投入する必要があり、標準モデルよりもはるかに高価となるでしょう」と述べた。

GT4 RSはこれまで、価格と性能が911 GTモデルに近すぎると言われてきたが、GT4用の新しい4.0Lフラット6への投資を有効活用するため、同じユニットを搭載したニューモデルの投入が予想されている。ポルシェはフェイスリフトの一環として、このフラット6をケイマンやボクスターなどの主力モデルに追加することを目指しているようだ。

ウォライザーは「検討を開始した」と述べるにとどまったが、米国市場では現行の4気筒モデルがあまり歓迎されていないことも認めている。

「米国の顧客は4気筒ではなく、4Lを求めています」とウォライザー。

また、ポルシェはボクスターに相当する新型EVの開発に取り組んでいるが、2019年にウォライザーが語ったところによると、電動の量産ハイパーカーを販売することは、少なくとも当面は考えられないようだ。

「電動ハイパーカーの研究は数多く行われていますが、ナンバープレートを付けて路上に出てきたとき、ちゃんと機能するのか注意したいところです」

「(電動ハイパーカーは)ドラッグレーサーがスポーツカーにふさわしいと言っているようなもので、確かに0-100km/h加速は完璧ですが、それを実用化してニュルブルクリンクを何周も走らせることは、現在の技術では不可能です」

ウォライザーは、ポルシェが誇る自然吸気のGTエンジンを長く存続させるために、ハイブリッド技術を利用するというアイデアを受け入れている。

「低回転の電気モータートルクと、高回転の自然吸気エンジンの相性は抜群です。わたし達は自然吸気エンジンの存続に意欲的に取り組んでいます」

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みんなのコメント

3件
  • 組み合わせのエンジンがNAだからと
    HVとは言わず NA だと言う人がいるけど
    HVシステムが入り込んでる時点でそれは
    我々が求めている NA では無いんだよな。

    こいつ何も知らないんだなって
    一瞬でトークが冷める。
    あえて車の話するにも噛み砕いて説明を交えて
    トークしないといけない。
    こうなると話も一方的になっちゃうから全然楽しく無い。
    俺が子供の頃はカー雑誌やバイク雑誌が豊富で
    詳しそうな兄ちゃんが世の中に溢れてたけどなぁ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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