マクラーレン・オートモーティブは、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーに2016シーズン向けの「650S」のレースカー「650S GT3」を出展すると4日、発表した。あわせてドライバーのラインアップも明らかにした。
マクラーレン650S GT3は、650Sのロードカーをベースに、FIAのGT3規格に適合するように設計されたGTレース車両。2014年に発表され、2015年よりアジア、オーストラリア、ヨーロッパ、北米で開催されるレースに本格参戦し、優勝も経験している。
マクラーレンによれば、2016シーズンはさらに体制を強化して挑む。マシンの数を増やし、さらに多くのレースに出場するという。
2016シーズンのファクトリードライバーを務めるのは、今年から新たに加わるCome Ledogar(24)をはじめ、2012年からマクラーレンのファクトリードライバーを務めるRob Bell(ロブ・ベル・36)およびAlvaro Parente(アルバロ・パレンテ・31)。また育成ドライバーとしてColin Thompson(コリン・トンプソン・21)を迎える。
マクラーレンGTのマネージングダイレクター、アンドリュー・カーカルディは次のように述べている。
「2016シーズンはより多くのマシンを投入し、参戦レースも増えることで、もっともエキサイティングな1年になるだろう。レース経験が豊富で650Sのことも良く知るアルバロやロブと今シーズンをまた共に戦えることを光栄に思うし、新たにCome、そして育成ドライバーのコリンを迎えられてうれしい。Comeは数年前にスパでの走りを見たときから我々は目を付けていた。コリンは12月にポールリカールでのテストを行ったが、将来が楽しみなドライバーだ。2016年が我々にとっていい1年となることを願っている」。
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