1月26~29日、アメリカのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦デイトナ24時間。GTPクラスでは新世代のLMDhカーがデビューするなど注目を集める一戦だが、このレースに長年ヨーロッパで戦ってきた金丸ユウが参戦する。金丸に参戦までのいきさつと意気込みを聞いた。
金丸は日本でレーシングカートを戦った後渡欧。トニーカートから本場のレースを戦い、世界選手権での日本人初優勝を飾るなど、レーシングカートで華々しい成績を収めてきた。その後四輪にステップアップした後は2017年までフォーミュラで戦ってきたが、2018年には日本に戻り、全日本F3を戦った。
計9台のLMDhが走り出す2023年開幕戦デイトナ24時間のフルエントリーリストが発表/IMSA
2019年にはツーリングカーに転じ、TCRジャパンシリーズに挑戦するなどキャリアの幅を広げてきたが、2022年はスーパー耐久シリーズ第2戦富士SUPER TEC 24時間レースでTeam Noahのホンダ・シビック・タイプR TCRをドライブしたのみで、目立ったレース活動を行っていなかった。しかしその裏側では、今回のデイトナ24時間参戦へ向け動き出していたのだという。2022年11月からアメリカに向かい、デイトナ24時間へ向けて準備を進めてきた。
そんな金丸がふたたび海外を志したきっかけは、デイトナ24時間ウイナーであり、金丸とは以前から親しかった小林可夢偉からの言葉だったという。「かなり以前に可夢偉さんと話していて、『24時間レースは出ておいた方がいい。人生経験としても面白いから』と言われて、それがすごく頭にあったんです」と金丸は言う。
「その後富士で2回24時間レースに出場して、大きなレースにも出てみたいと思いました。それがデイトナなのか、ル・マンなのかは分かりませんでしたが、昨年阿部光くんがデイトナに出場しましたよね。光くんにいろんな内情などを教えてもらって、アメリカの方が将来性がありそうだと、動きはじめました」
新たなスポンサーも得て、すでにデイトナもテストで経験済み。このコースは31度もの高いバンクとインフィールドが組み合わされた特殊なレイアウトでもあるが、ヨーロッパでさまざまなコースを経験してきた金丸にとっても「あれほどのバンクがついているコースで走ったことはありませんでした」というものだった。しかし、「『数周すれば慣れる』と言われ、実際に慣れることができたと思います」と自信を深めた。
ただ、デイトナの最大の難しさはその台数にもある。61台ものエントリーがあり、LMP3はGTP、LMP2に次ぐ存在だが、速い車両にロスなく譲りながら、一方で非常に多いGTDをかわしていかなければならない。「スーパー耐久もありとあらゆるクルマが出ていますが、それに比べても速いクルマが多いんです。LMP3でも最高速で290km/h台の後半まで出ますが、LMDhとかLMP2だとそれ以上ですし、僕たちより遅いクルマはGTDしかいない。独特な雰囲気になるだろうな……と思っています」と金丸。
今回加わるのはファーストMDという新興チームで、デイトナの経験はあまりないチームだ。初めてのデイトナ24時間という雰囲気に慣れながら戦っていかなければならない。しかしそれでも金丸は「今回、新しいスポンサーさんも就いてくれましたが、それも『デイトナ』という名前があるからこそです。だから勝ちたいですね」と意気込んだ。
「もちろんクルマが壊れたりすることもあると思いますが、そんななかでもある程度のインパクトが残せるようにしたいです。そうすればLMP2だったり、その後のステップアップにも繋がると思いますので」
金丸は1月20~22日に開催される『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』へ向け、18日には日本を発つ。フロリダからの熱いニュースを、楽しみに待ちたいところだ。
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