F1第6戦スペインGPをアルファロメオのバルテリ・ボッタスは6位でフィニッシュ。”ベスト・オブ・ザ・レスト”となる位置ではあるものの、もっと良い結果を残せるチャンスだと期待していたと認めた。
ボッタスは決勝を7番グリッドからスタート。序盤にポジションを5番手に上げると、14周目、34周目にタイヤ交換に入り、安定して上位を走行。フェラーリのシャルル・ルクレールがトラブルでリタイアしたこともあり、終盤には一時的に表彰台圏内の3番手を走るシーンもあった。
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このままアルファロメオの2ストップ戦略が成功するのかとも思われたが、3ストップ戦略を採ったルイス・ハミルトン(メルセデス)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)らがソフトタイヤのアドバンテージを活かして一気に接近。ボッタスは58周目に追い抜きを許してしまった。
そして6位フィニッシュとなったボッタス。彼はトラブル無くスムーズにレースを運べていたことから、今日は“僕の日なのかも”と考えていたという。
「そうしたポジションを走っていて、他のドライバーに色々なことが起きている一方でスムーズに進んでいることを考えると、『お、今日は僕の日かもな』と考えてしまうんだ」
「だけど戦略の面では、僕らはちょっとリスクを冒したと思う。最終スティントはかなり長かったし、結局のところ長すぎた。タイヤはもう終盤に駄目になってしまっていたんだ。それでも、僕らはやってみたんだ」
「今日、僕らには選択の余地があった。ベスト・オブ・ザ・レストになるか、もっと別の何かを試すのか?……それで違ったことを試し、上手くいかなかったということだ」
「だけどリスクはかなり小さいモノだったし、後方からの脅威はそれほど大きなものじゃなかったからね」
なおボッタスは仮に最適な3ストップ戦略を選んでいたとしても、メルセデスとフェラーリを打ち負かすことはできなかっただろうと認めている。
「たぶん(3ストップ戦略でも)無理だったろう。十分なペースは無かった」
「でもルイスが終盤に向けて抱えていた問題と、僕らの最終スティント次第では可能性があったかもしれない」
ハミルトンとサインツJr.にオーバーテイクされた後、ボッタスはチームにファステストラップポイントを狙うために、ピットへ入れないかと訊いていた。ただボッタスの後方にエステバン・オコンが控えていたことで、リスクを負うことができなかった。
「(FLポイント狙いを)考えてみたけど、チームからはエステバンが近すぎると言われた。明らかにリスクが存在したんだ」
「現段階では、僕らはポイントを確保するだけだったけど、この先はもう少しリスクを冒せるかどうかを検討するよ」
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