イメージもよく長期的に見た出費は少ない一石二鳥なクルマも!
現在も新型コロナウイルス禍ではあるものの、クルマの販売はメーカーによる差も小さくないにせよ堅調だ。これには新型コロナウイルス感染を防ぐため、移動手段にクルマの利用を再び考えている人が増えているということもありそうだ。
あれ? 思ったほど伸びない……ハイブリッドなのに驚くほど燃費が良くない国産車6選
また新型コロナウイルス禍という不安な状況下だけに、クルマもリセールバリューなどまで含めた「長期的に見たコストパフォーマンスのいい、出費の少ないクルマ」が人気となっている傾向もあり、ここではトヨタ車中心となるが、「本当にコストパフォーマンスのいいハイブリッドカー」をピックアップしてみた。
1)トヨタRAV4
ミドルSUVのRAV4は通常の2.5リッターハイブリッドとプラグインハイブリッドを設定する。RAV4は通常の2.5リッターハイブリッドでもスポーツモデルといってもいい動力性能とリッター20km近くが期待できる燃費を両立している上に、クルマの完成度や趣味性も高いという、売れて当然の商品だ。
そこに昨年加わったPHV(プラグインハイブリッド)はカタログ発表で95km走れるというEV走行距離に加え、加速力はバッテリーの大容量化による重量増がありながらもフロントモーターの大幅なパワーアップによりスポーツカー並み(具体的には筆者が所有するトヨタGRヤリスの1.6リッター3気筒ターボ+4WDと本当に同等で、しかもMTのGRヤリスに対しRAV4 PHVはアクセルを全開にするだけだ)だ。
それでいて価格差は補助金やエコカー減税を含めず、装備の違いを考慮すると約62万円と、充電すれば街乗りは電気自動車としても使えるPHVとして使わなくても、動力性能の向上だけでも納得できる範囲だ。それがエコカー減税と令和3年度の補助金を加味すると実質30万円差に縮まるのに加え、PHVとして使えば燃料コストでも縮まるという素晴らしいコスパをもつ。
さらに給電機能も標準装備なのでアウトドアや災害の際にも頼りになる存在となってくれるだけ魅力あるモデルだけに、リセールバリューも期待できそうと文句ない。そんなクルマだから需要に供給が完全に追いつかず、登場時には即受注停止となってしまったのも当然と言えば当然だ。現在は受注を再開しているが、また「供給が追いつかず受注停止」ということにならないかがちょっと心配だ。
2)トヨタ・ハリアー
ハリアーはRAV4をベースにしたゴージャスなインテリアやスペシャリティなクーペルックをもつという、都市部により似合うキャラクターを持つミドルSUVである。
ハリアーハイブリッドはRAV4ハイブリッド同様の燃費に加え、リセールバリューが残価設定ローンの一例で3年後約60%、5年後43%と高い。それでいて新車価格がそう高いわけでもないので、トヨタ・アルファードなどと共通する「まわりからのイメージも良好ないいクルマに乗れて、その割に長期的に見た総合的な出費は少ない」という人気車の醍醐味を存分に味わえる。
HVの方が動力性能や静粛性が高いメリットもある!
3)トヨタ・クラウンハイブリッド
SUV化が噂されるクラウンだが、買うなら2.5リッターハイブリッドのコストパフォーマンスが非常に高い。というのも同じグレードの2リッターターボとの価格差は22万円しかなく、2.5リッターハイブリッドのエコカー減税も加味すると実質約7万円しか変わらないのだ。
さらに実用燃費はハイオクを使う2リッターターボが11km/L、レギュラーを使う2.5リッターハイブリッドが18km/Lというイメージなので、1万km走れば差額はほぼペイできてしまう。そのためガソリン車とハイブリッドがあるモデルで、ハイブリッドを選ぶメリットが一番大きいのはクルマとの相性も含めクラウンではないだろうか。
4)トヨタ・ヤリスハイブリッド
1.5リッターガソリンのヤリスと1.5リッターハイブリッドの長期的な損得勘定は7年7万km走行すれば、リセールバリューも含め差額をペイできるというイメージだ。
加えてヤリスハイブリッドは普通に乗っていれば25km/Lオーバーは確実と超絶に燃費がいいので、とくに走行距離の多い人だと元を取りやすいというのと、大きなものではないがハイブリッドのほうが3気筒エンジンの騒音が低減されるというのも含めてここに入れた。
5)ホンダ・フィットハイブリッド
フィットハイブリッドの燃費はヤリスハイブリッドと同じように乗ってヤリスハイブリッドの20%落ちというイメージだ。それでも1.3リッターの4気筒エンジンを搭載するフィットのガソリン車と比べるとヤリス同様に7年7万km走行すれば差額はペイできる計算となり、フィットハイブリッドはガソリン車のフィットに対し動力性能と静粛性の向上というメリットも含め選ぶ価値は大きい。
またフィットにはパワートレイン以前に大人4人が快適に乗れて、4人分の荷物も積めるというコンパクトカーにおいては大きなアドバンテージもあり、コンパクトカーに広さを求めるならフィットハイブリッドはトップとなる存在だ。
番外編 中古のトヨタ・アクアと日産車
とくに走行距離が長い人が足として割り切るならアクアとノートe-POWERの中古車は面白い存在だ。
というのは、アクアは売れたクルマだけに中古車があふれているせいか中古車価格が安く、自動ブレーキのソフトウェアによるアップデートが可能な5年落ち(2016年式)、走行5万km以下が総額80万円からと、22km/Lが確実な燃費による燃料代の安さを加味し5年乗ると考えたらコストパフォーマンスは非常に高い。
ノートe-POWERの中古車もアクアと同様の理由で、アクアと同じ条件で総額100万円からアクアに比べれば高いが、広さやe-POWERのレスポンスのよさをはじめとしたフィーリングの新鮮さなども含め、割り切って使うならノートe-POWERも面白い存在なのではないだろうか。
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みんなのコメント
こんなん生活の違いで変わるだろ
タイヤサイズによっても維持差はあるんだからさぁ。