米国のEVメーカー「テスラモーターズ」は、現在販売中の「Model S」と「Model X」に、インターネット経由で無料で機能を追加更新する「ソフトウェア アップデート8.0」の配信を発表した。
今回のアップデートでは、主にユーザーインターフェイスと自動運転機能を追加改善し、運転の快適性と安全性を向上している。世界各国で順次配信され、日本での配信は10月初旬の予定。主なアップデートは以下の通り。
■メディア プレーヤー
メディアプレーヤーのデザインが新しくなり、お気に入りのコンテンツがセンターに表示されるようパーソナライズ化。
■音声コマンド
音声コントロールが即座に起動し、コマンドへの反応を視覚的に分かりやすく表示。
■地図とナビゲーション
新しくなった地図はタッチスクリーン全体に表示。地図の邪魔にならないよう、コントロールバーは必要な時にだけ自動的に表示。
・シングルタッチや音声コマンドで目的地を検索
・必要な情報が映し出されるように、場所に応じて自動でズームを調整
・スワイプひとつで自宅や職場へのナビゲーションを開始
■キャビン オーバーヒート プロテクション
子どもとペットに焦点を当てた安全対策として、車内のオーバーヒート プロテクション機能を実装。この機能はクルマがオフの状態になっても、車内を安全な温度に保つ。
■自動運転機能の改善
信号処理システムが進化したことで、車載レーダーを使用して車両周辺のスナップショットを撮影し、3Dで再現。カーブに差し掛かるとディスプレイ上に傾斜した車両が表示されるようになり、オートステアリングが有効になっていることを表すオートステアリング インジケーターが見やすくアップデート。下記はソフトウェア バージョン8.0に含まれる自動運転機能への200以上の改善点の一部。
・渋滞時でも反応良く、スムーズになるよう自動運転機能を調整
・安全警告が無視されると走行中にオートステアリングが解除される安全機能の追加
・自動運転インジケーターのデザイン変更
・自動運転システムが前を走るクルマ2台分までを見通せるようになり、急ブレーキを必要とする事象へのリアクションタイムが短縮
・車線ギリギリを走る車両を追い越す際にレーン補正
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