アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで始まった2019年のF1最終戦アブダビGP。その初日、レッドブル・ホンダ勢はマックス・フェルスタッペンがFP1で2番手、FP2で5番手、アレクサンダー・アルボンはFP1で4番手、FP2で6番手……メルセデスやフェラーリと三つ巴の戦いとなりそうな状況だった。
「総合的には手堅い結果を出せた初日になった」
【動画】2019年F1第21戦アブダビGPフリー走行2回目ハイライト
チームのプレスリリースそうコメントを寄せたのは、前戦ブラジルGPで今季3勝目を挙げたフェルスタッペンだ。
「マシンのバランスに満足かといえば、まだ改善できる部分はあると感じている。でも、総合的には満足している」
「メルセデスがここではまた速さを見せていて、彼らを上回るのは難しいかもしれない。しかし明日の予選は互角に戦えるのではないかと思っている」
今回のグランプリには、最も柔らかい組み合わせのタイヤが持ち込まれている。これが予選、決勝に向けて鍵になりそうだ。
「今夜タイヤのデータ解析をする予定だが、今日の走行では特に予想外のことはなかった。ソフトタイヤは1周は速さを保つことができるけど、ロングランでは想定通りの距離でパフォーマンスが落ちていったんだ」
フェルスタッペンのチームメイトであるアルボンは、これがF1で初めてのアブダビGP挑戦となる。
「難しいサーキットではあるけど、今日は手応えを感じることもでき、あと一歩のところまできていると思う」
そうアルボンはプレスリリースに語った。
「タイヤを(適正な温度で)機能させるのが難しいし、コース上にダストが溜まりやすいので、多くのマシンがスピンしていた」
「マシンのバランスは悪くはないが、改善できる点はまだあると思う。マックスが速さを見せていたので、明日どのような結果になるか楽しみだ」
ブラジルGPではあと僅かのところで表彰台を逃してしまったアルボン。フェラーリ勢が速さを増すことを警戒しつつも、再びの上位争いを楽しみにしていると語る。
「僕のマシンは特にセクター3でのパフォーマンス向上のためにもう少しチ ューニングが必要だが、少しずつ改善できていると思う。フェラーリが予選ではきっと速さを見せると思うけど、僕たちも予選でどこまでいけるか楽しみだ」
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