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休息日挟んで再開のダカールラリー、ステージ7はローブが制し総合首位サインツSr.に接近。エクストロームはトラブルで後退

掲載 更新

 2024年のダカールラリーは、11日から12日にかけて行なわれた48時間ステージの後、1日の休息日を挟んで競技を再開。セバスチャン・ローブ(プロドライブ/BAHRAIN RAID XTREME)が勝利し、首位のカルロス/サインツSr.(アウディ)との差を縮めることに成功した。

 サウジアラビアの首都リヤド-アルドワディミ間の483kmを舞台に行なわれたステージ7で、ローブはスタートこそ控えめだったが、すぐにペースを発揮していった。

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 なお序盤のペースを握っていたのは、TOYOTA GAZOO Racingのセス・キンテロだった。そこにオーバードライブのゲラン・シチェリ、そしてTGRのルーカス・モラエスと続いていた。

 ただ立ち上がりこそゆったりとしていたローブが、中盤に近づくに連れて復調。中間に近い213km地点の第5チェックポイントで3番手へと浮上し、次のチェックポイントまでにキンテロとモラエスを追い抜いてトップに立った。

 TGRのふたりを抜いた後、ローブはマシュー・セラドリ(センチュリー)に脅かされる場面があったものの、そのままステージ7を制し、ステージ6から2連勝となった。2位はモラエス、3位はナッサー・アル‐アティア(プロドライブ/ナッサー・レーシング)だ。

 現在ダカールラリーをリードしているサインツSr.はステージ7の序盤で6分以上をロスしてしまい、最初のチェックポイントでは17番手だった。ただステージを通じて挽回し、最終的に4位でフィニッシュを果たした。

 なおサインツSr.のチームメイトであるマティアス・エクストロームはステージ6時点では2番手に立っていたが、ステージ7でメカニカルトラブルにより2度ストップ。大きく遅れをとることになり、総合優勝争いから脱落してしまった。

 2024年のダカールラリーは残すところ5ステージとなるが、総合優勝争いはサインツSr.とローブの一騎打ちとなっている。ステージ7ではサインツSr.に対し、ローブが接近し、その差を19分まで縮めた。

 総合3番手にはモラエスが続いているが、トップとの差は1時間以上と大きくなっているため、トヨタの今年のダカールラリー優勝は厳しい状況となっている。

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