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ランボルギーニ ウルス “スーパーカーの常識”を打破したスーパーSUVの轍

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ランボルギーニ ウルス “スーパーカーの常識”を打破したスーパーSUVの轍

輸入車 [2024.06.13 UP]


ランボルギーニ ウルス “スーパーカーの常識”を打破したスーパーSUVの轍
ランボルギーニ ウルス|語り継がれる名車の系譜 vol.42|

ふたつの心臓を持つ猛牛!ウルスにプラグインHVが登場【ランボルギーニ ウルスSE】

文●ユニット・コンパス 写真●ランボルギーニ
※中古車参考価格はすべてグーネット2024年5月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年7月号の内容です)

スーパーカーと呼ばれる超高性能なスポーツカーは2ドアクーペであるという常識を打ち破ったランボルギーニの人気SUVを紹介。


スーパーカーの常識を打ち破った超高性能SUV

常に挑戦を続けるスーパーカーブランド
 限界や基準、慣例を打ち破るインスピレーションとモチベーションを象徴するブランド。ランボルギーニは自らのブランドアイデンティティをこのように説明する。
 そもそも、創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニが、既存メーカーに不満を覚えたことがブランド誕生のきっかけのひとつになったと言い伝えられるほどだ。ランボルギーニは、常識に縛られない。
 初の市販車である350GT(1964年)からミウラ(1966年)、カウンタック(1971年)と立て続けに名車をつくり、瞬く間に名門と肩を並べた。
 70年代、オイルショックから続く負の連鎖で会社は存続の危機を迎えるが、猛牛はその角を下ろすことはなかった。生産台数わずか300ほどと言われる初のオフロードモデルLM002は、新しいことに挑戦し続けるランボルギーニの姿勢を証明する歴史的マスターピースだ。
 時代の先を読み、人の感性に訴えかけることを旨とするランボルギーニは、SUV人気の流れをつかむのも早かった。2015年には開発中であったウルスの存在を公にし、2018年に市販化を実現させた。当時はまだ同様のコンセプトを持つモデルは存在せず、その存在は物議を醸し出した。だが、実車が路上を走り出すと、圧倒的な好評をもって迎えられたのはご存じのとおりだ。


ランボルギーニ ウルスはこんなクルマ
 「ウルス SE」はラグジュアリースーパーSUVクラス初となるプラグインHV。システム合計で約789馬力、0-100km/h加速3.4秒、最高速度312km/hという高性能を発揮する。

 インターフェースをデジタル化して利便性を高める一方で、パネルやダッシュボードは軽量感を強調する素材選びとなる。

 4LV8ツインターボにモーターを組み合わせたパワートレイン。60km以上のフルEV走行も可能となる次世代型ユニットだ。


[ランボルギーニ ウルスが名車になった理由]スーパーカーのスタイルと性能をSUVで実現させた

わずか300台あまり市販された幻のクロカンモデル「LM002」
 アメリカ陸軍にプレゼンすべく開発が勧められたチーターをベースに、ランボルギーニ初のクロカン4WDとして市販されたのがLM002(1986年)。前期型はカウンタック用V12エンジンを搭載。


SUVでありながらひと目でランボとわかるデザイン
 他のランボルギーニと並べたときにひと目でファミリーであることを感じさせるデザイン。カウンタックやLM002といったランボルギーニの名車や60年代から70年代のイタリア車を強く意識してスタイリングは形作られた。


日常から旅まで多彩に使えるSUVスタイル
 ウルスが発売からすぐに支持を集めたのは、ランボルギーニらしさはそのままに、利便性が格段に向上したから。室内空間は広く乗り心地も快適で、長距離移動にも適している。後輪操舵により小回り性能も高い。


サーキットでも通用するほどの優れた走行性能
 ウルスはルックスだけでなく、その走りもランボルギーニそのもの。一般道をスポーティに走れるだけでなく、本格的なサーキット走行が行えるだけの性能とタフネスを備えている。加速力だけでなく、コーナリングも得意。


雪やラフロードでも走行可能なマルチパーパス性能
 SUVならではの最低地上高と前後駆動力を状況に応じて配分するAWDシステムにより、優れた全天候性能を確保。後輪にはアクティブトルクベクタリング機構も採用される。


イタリア警察の高速パトロールカーとしても活躍中
 ランボルギーニとイタリア警察の協力関係は深く、20年以上にわたって続いている。2023年12月にはハイウェイパトロール隊にウルスを寄贈。緊急医療搬送を含む特別な任務についている。


新車といま買いの中古車たち

ランボルギーニ ウルス(現行・後期)
 2022年からベースモデルは性能が向上した「S」に進化。プラグインHVの「SE」、そして高性能モデルの「ペルフォルマンテ」と個性を広げた。また同時にデザインも小変更を受けている。

新車価格:3068万円~(22年~24年 ウルス 全グレード)


ランボルギーニ ウルス(現行・前期)
 最高出力650馬力の4LV8ツインターボエンジンを搭載。車体構造の一部にアルミを採用することで車重を2.2トンに抑えている。中古車は流通しているものの、プレミア価格となっている。

中古車参考価格帯:3060万円~3800万円(18年~22年 ウルス 全グレード)

ランボルギーニ ウルスの新車情報を見る

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