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恐るべき「汚れ」の堆積場だった! 「コロコロはNG」「霧吹きが有効」クルマのシート掃除の極意とは

掲載 更新 4
恐るべき「汚れ」の堆積場だった! 「コロコロはNG」「霧吹きが有効」クルマのシート掃除の極意とは

 想像以上に汚れている愛車のシートを掃除しよう!

 毎年酷暑続きで、車内はエアコンを入れていても超快適とはいかず、シートに当たっている背中はベタベタ、ムレムレだったりする。最近はシートにベンチレーターが付いていて、通気できるものもあるが、それはごく一部。基本的にはムレると思っていい。

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 気分的に不快なだけでなく、よくよく考えてみると、ムレて出てきた汗はシートに染み込んでいくわけで、かなり不潔。さらにジュースやお茶などの飲み物、お菓子などをこぼしたりして、それらも同様にシート内部へと入っていくことがある。

 そういう環境にも関わらず、基本的にはクリーニングしないのがシートだ。掃除機をかけたり、マットを車外に取り出して叩いたりはするかもしれないが、肝心のシート自体のクリーニングはほぼしない。というか、正確にはどうしていいのかわからないし、それほど大きな問題にもなっていないから、まぁいいや的な感じなのは事実だろう。

 そこで、今回はシート自体のクリーニング法を紹介しよう。まずは全体の掃除機がけだが、表面をザッとかけるのではなく、座面とシートバックの間や、ステッチが入っていれば、縫い目を指先で開くようにしてそこにノズルを入れてかけていく。また、シートの下も掃除機はかけておこう。しゃがんで腰を下ろして目線をシート下にもっていくと、意外な発見があるかもしれない。もちろんいつ落ちたのかわからないゴミなどだが。

 ご法度なのが、掃除機の代わりにコロコロをかけること。ガムテでホコリなどを取るのも同様で、数回であればいいが、あまり繰り返していると表面の毛羽が取れてしまうので、頻繁にはやらないようにしたい。

 そしていよいよ、シート内部に入り込んだ汚れの除去だが、これはシミ抜きの方法を応用する。まずは全体的を水分を多めに含ませたタオルで拭きあげてシート表面を濡らし、そのうえで乾いたタオルで、トントンと叩きながら拭きあげていく。汚れがひどい場合は、霧吹きで軽く水を吹いてやってもいい。ただ、いずれにしてもできるだけ水分は除去して、窓を開けたうえで日光に当てるなどして乾燥させるようにする。湿気を残したままだと、雑菌の増殖につながったりして不潔だし、悪臭が出たりと逆効果になってしまう。

 要は内部に入り込んだ汚れを水分ごと取り除くのがこのテクニックのポイントなのだが、最近話題になっているのがリンサークリーナーと呼ばれるアイテム。安いものもあるので気になる人はもっておいてもいいだろう。洗浄剤をかけて汚れを浮かして、掃除機のようなもので吸い取ってしまうのがリンサークリーナーの機能。取り除いた汚水はタンクに溜まるのだが、これが想像以上に汚れていることが多くて、この上に座っていたのか……と驚くことも多い。驚くだけならいいが、気持ち悪くなることもあるので、いずれにしても早めかつ小まめにクリーニングしたい。

 クリーニングしたシートには再度汚れが付着したり、染み込まないようにしたいが、最近では布シート専用のコーティング剤もあるので使ってみるのもいいだろう。

 最後にレザーシートについては表面に塗装がしてあるので染み込みにくいが、一旦中に入ってしまうと取り除くのは難しいのため、日頃からできるだけ汚さないようにする。また汗をかいたら、水で濡らして硬く絞ったタオルで表面を拭きあげるようにしたい。

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みんなのコメント

4件
  • どんなにきれいに掃除していても汚れるだろうな。

    乗り降りしたりエアコンを入れるだけで細かい埃は入るし、車の中で飲食すれば埃のほかにカビが出てくることもあるし、雨が降った時に使った傘なんかそのまま放置しておくと湿気がこもるし。

    クルマ用の空気清浄機とかプラズマ系のカー用品つけてもあまり意味がないように思える。
  • 潔癖症なんて言ってる奴でも、車の方はサッパリなんて奴が多い(笑) 所詮、潔癖症なんてその程度
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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