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旧車でレース! 73年式スプリンタートレノのオーナーさんに、「楽しみ方」を訊いてみた

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旧車でレース! 73年式スプリンタートレノのオーナーさんに、「楽しみ方」を訊いてみた

「もう一度乗りたい」を叶えた人

空前のクラシックカーブームに後押しされるかたちで、旧車のレースがかつてないほど活況だ。

【画像】73年式スプリンタートレノ詳細写真と参戦車両【現地から】 全42枚

袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されている「東京ベイサイド・クラシック・カップ・シリーズ(TBCC)」も、その1つ。TBCCは英国車やイタリア車が参加車の大半を占めるが、身近なブランドの国産旧車でレースに臨むドライバーもいる。

顔ぶれが豊かで、観ているほうもオモシロイ。

半年ぐらい前に1973年式トヨタ・スプリンタートレノを購入した手塚義人さん(69歳)は、2月のTBCC走行会、その翌月のTBCCクラブマンズ・カップに参戦し、去る6月12日にも同カテゴリーのレースにエントリーした。

「1973年にレーシングドライバーの風戸 裕さんがオーナーだった風戸レーシングリミテッドでアルバイトをしていました。そして、TMSC(トヨタ・モータースポーツ・クラブ)に出入りしていた縁で、舘 信秀さんがマカオグランプリでクラス優勝したカローラを譲ってもらい、それで1973年にTSレースやフレッシュマンに数戦出ました」

「そういう思い出があり、ここ最近、時間に余裕ができたことでカローラに再び乗りたい気持ちが強くなりました。カローラとボディのカタチが同じスプリンタートレノを買い、サーキットに戻ってきました」

初代スプリンタートレノが新車だった当時のことを知っている手塚さんの国産旧車ライフは、これからさらに充実したものになっていくはずだ。

いい整備といい仲間 そしてパーツの確保

「旧車の価格が高騰しているので、慌ててスプリンタートレノを購入しました」とも話してくれた手塚さんによると「以前はレーシングカートに乗っていました。10年ぐらい愉しみましたが、次第に身体がツラくなってきました」とのことで、TBCCのような愉しめるレースに移行したのだという。

K4-GPにも4~5年参戦したが、雨の日に前が見えないなど、こちらもツライな……と思うようになってしまったそうだ。

「クルマをきちんと整備してくれる人を見つけてサポートしてもらうこと、いい仲間を選ぶことがポイントです」とは経験豊富な手塚さんの言葉なので、これから旧車でレースを愉しもうと思っている方は参考にしてみるといいだろう。

それと同時に手塚さんは「クルマも高い、パーツも高い、という状況の中で、部品の取り合いになっています。インターネットオークションにおいても、明らかにみんなが欲しがっている感じですね。部品を探すのが大変です」という現況も教えてくれた。

ナニゴトも愉しいことばかりではないので、今後、クラシックカーをゲットする予定があるクルマ好きは、パーツの確保という旧車オーナーならではの苦労があることも知っておきたい。

レース形式なのに、自分の楽しみ方ができる

去る6月12日に10シーズン目の初戦で通算37回目が開催されたTBCC(年間4戦)は、敷居の低いサーキットイベント。毎回数多くの参加者を集めている。

往年の輸入車と懐かしい国産車が参加しているレース形式走行会で、袖ヶ浦フォレストレースウェイを本気で走るサーキットイベントながら、ドライバーの腕とクルマの性能によるラップタイムによりクラス分けが行われている。

そう、安全にバトルを楽しめるように配慮されているのだ。

思い思いのスタンスとスピードでレースを堪能できるので、70代のベテランドライバーもたくさん参加している。

戦前車を対象としたヴィンテージ・スポーツクラスやプレTBCC的なスポーツ走行クラスなども用意されており、それらのカテゴリーも人気だ。

第37回のレースリザルトは下記のとおり。

入門者向けのクラブマンズ・カップは1969年式ウーズレー・ホーネットMk-3の棚村選手が1位、その上位クラスとなるクリスタル・カップは1974年式ジェンセン・ヒーレーSPLが1位、さらにその上位クラスとなるスーパークリスタル・カップは1965年式ロータス・エランSr-2の薄葉選手が1位、最上位クラスのハイパークリスタル・カップ・クラスは1967年式ジネッタG12の高雄選手が1位だった。

次戦は9月11日に開催される真夏の第38回だ。

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