アウトモビリ・ランボルギーニは、2017年のジュネーブ・モーターショーにて最新モデル「ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテ」を発表した。最新の軽量化技術、エアロベクタリング機能付きアクティブ・エアロダイナミクス、設定の改良が施されたシャシー、進化した四輪駆動システムとパワートレーンによって、2016年10月にはニュルブルクリンクのノルドシュライフェにおいて、量産車最速となる6分52秒01を記録。サーキットでの圧倒的な速さだけでなく、公道でも魅力ある走りをバランスよく楽しめるスーパースポーツであり、現状、ランボルギーニの技術革新における成果とも言うべきモデルとなっている。
ハイブリッドフレームをベースにしたボディには、レジンの母材に炭素を埋め込んだランボルギーニの革新素材「フォージドコンポジット」を多用。最適な剛性はそのままに、従来のカーボンファイバーコンポジットでは不可能とされた軽量構造の維持と、複雑な幾何学形状の両立の実現が可能となった。前後スポイラーやディフューザーなどのエアロパーツにもフォージドコンポジットが採用され、車体総重量40kgの削減に貢献している。
ウラカン・ペルフォルマンテの速さに大きく貢献するシステムでもあるアクティブ・エアロダイナミクス「エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(ALA)」の採用は大きなトピックスだ。
このシステムはデザイン、重量、パフォーマンスのすべての面で車両と一体化している。LPI(ランボルギーニ・ピアッタフォルマ・イネルツィアーレ)が車両に搭載されたすべての電子装置をリアルタイムで管理。ALAシステムと連動して、0.5秒未満でALAシステムのフラップを起動し、あらゆる走行条件において最適な空力設定を整える。
モータースポーツプログラム用に開発された技術の採用で進化を遂げたエンジンは、これまでランボルギーニが開発したV10エンジンの中でも最強のスペックが与えられた。8000rpmで640ps、6500rpmで600Nmのパワー&トルクを発生。ディアブロSE30など、過去のスペシャルエディション用エンジンと同様、伝統を受け継いだブロンズのマニフォールドが特徴になっている。
乾燥重量は1382kg。パワーウェイトレシオは2.16kg/ps。0-100km/h加速は2.9秒。0-200km/h加速は8.9秒。0-100km/hブレーキ制動距離は31m。前後重量配分はフロント43:リヤ57。
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