どうせカスタムするならベース車からこだわりたい
愛車をカスタマイズする人の多くは、他人と同じクルマに乗りたくないとか自分らしい個性をアピールしたいといった理由が多いことだろう。
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しかし、多くのユーザーが存在する車種ではせっかくカスタマイズを施しても、どこか似たような仕様の車両が存在してしまっていることも……。かといって誰もやっていないようなカスタマイズを施すと、まったく似合っていなくてノーマルの方が良かった……なんてことにもなりかねない。
そこで今回は、ライバルが少ないためにカスタムベースにすると一気に目立てる可能性のあるベース車をピックアップしてみたい。
トヨタWiLLシリーズ
1999年から2000年代初頭にかけて行われた異業種合同プロジェクトの「WiLL」。そこには自動車業界からトヨタが参加し、WiLL Vi、WiLL VS、WiLL サイファという3種類のモデルがリリースされた。
残念ながらこの企画は大ヒットとはならず、リリースされた3車種もそこまでヒットすることはなかった。だが、3車種ともほかに類を見ない斬新なルックスを持ち合わせていることから、ノーマル状態でも注目度は高いだろう。
しかし、じつはWiLL ViとWiLL サイファは初代ヴィッツが、WiLL VSは9代目カローラがベースとなっている。足まわりなどは共通となることから、ビシッとローダウンをしてツライチなホイールをセッティングするだけで一気に化ける可能性を秘めているのだ。
またWiLL VSには、1.8Lながら190psを発生する2ZZ-GE型エンジンと6速MTを搭載したホットグレードも存在している。同エンジンを搭載したカローラやセリカなどのチューニングパーツを流用し、さらにホットに仕上げるのも面白そうだ。
日産ティーダ/ティーダラティオ
パルサー/サニーの後継車種として、2004年に登場したティーダ/ティーダラティオ。5ナンバーサイズのボディながら広い室内空間やたっぷりとしたシートなど、クラスを超えた仕上がりとなっており、いまだに愛用しているユーザーも多い1台だ。
残念ながら2012年をもって販売を終了し、ティーダは消滅。ティーダラティオはマーチベースのラティオとして車格がダウンしてしまっている。
そんなティーダ/ティーダラティオであるが、2008年1月のマイナーチェンジのタイミングで1.8Lモデルに6速MTが追加。これはどちらかというとスポーティグレードというよりはMTを乗り継いでいる年輩ユーザーに向けてという意味合いが強かったのだが、NISMOやIMPULといった日産ゆかりのメーカーからもアフターパーツがリリースされていた。
一部のパーツはまだ新品で購入することもできるため、実用的なコンパクトカーをベースにとがった1台を作り上げてみるのも面白そうだ。
ホンダ・フィットシャトル
コンパクトなボディに広い荷室を持った5ナンバーサイズのステーションワゴン。今はすっかりSUVに取って代わられてしまい、気づけば絶滅危惧種となってしまっている。
しかし、低い全高を持つステーションワゴンはSUVに比べて重心が低く、走りの面でも妥協したくないクルマ好きからしてみれば、歓迎すべきポイントが高いと言えるだろう。余談ではあるが、自動車媒体で活躍するカメラマンの多くがステーションワゴンを愛車にしていることからも、その理由が見えてくる。
そんなコンパクトなステーションワゴンで、カスタマイズをすれば化けそうな可能性を秘めているのが、フィットシャトルではないだろうか。2代目フィットをベースとしたステーションワゴンは、Cピラー以降を延長したワゴンボディとなっていて、ノーマルではずんぐりむっくりしたフォルムとなっている。
ただ、フロントセクションはベースのフィットと共通となっている。そのため、フィット用のパーツなどもミックスして精悍な顔つきとすれば、実用車のイメージから一転、ホットハッチのワゴン版というキャラクターに変貌させることも夢ではないだろう。
幸い、無限からはフィットシャトル用のパーツも多くリリースされているので、これらも有効に活用してオリジナリティあふれる1台を作ってみるのもいいのではないだろうか。
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みんなのコメント
もしも乗ってる人がいたら、
下手なことをせず大事に乗ってあげてください。
特にティーダ(ティーダラティオ)は
間違ってもラティオに乗り替えてはダメ。
あんなのマーチにでかいケツを付けただけです。
だって計器類はタイマーチと一緒だし