メルセデス・ベンツがモータースポーツに関わって130周年。それを記念して「メルセデスAMG GT3 エディション130Y モータースポーツ(Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsport)」が限定13台リリースされた。
メルセデス・ベンツのモータースポーツ活動の歴史は、1894年7月22日にパリからルーアンまでを競う世界で最初の自動車レース、パリ~ルーアン間(126km)で、ダイムラー社製のエンジンを搭載した4台の「馬なし馬車(パナールとプジョー)」が上位を独占したことから始まる。そして130年の歳月を経て、メルセデス・ベンツは、スペシャルモデル「メルセデスAMG GT3 エディション 130Y モータースポーツ(Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsport)」をリリースした。
【新型ヴァンキッシュ登場!】新開発835馬力V12を搭載した「アストンマーティン ヴァンキッシュ」は純粋主義ガソリンヘッドのための1台
今年、メルセデス・ベンツはモータースポーツの130周年を祝います。このお祝いは、スリ-ポインテッドスタ-のシンボルの下で行われます。そしてAMGは、モーターレースもDNAの重要な部分を占めています。Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsportは、私たちの歴史と、国際的に非常に成功したカスタマーレーシングプログラムへのコミットメントを再び強調するものです。このペブルビーチ・オートモーティブ・ウィークの特別な機会に、このエクスクルーシブなGT3コレクターズアイテムを当社ブランドのファンや愛好家に初めて紹介できることを嬉しく思います。メルセデスAMG GmbHのCEO、メルセデス・ベンツ Gクラスおよびメルセデス・マイバッハのビジネスユニットの責任者 ミヒャエル・シーベ
レーシングレジェンドリマスターこのエクスクルーシブなGT3は、モータースポーツの象徴的な2つの時代を融合させている。最先端のモータースポーツテクノロジーと、1950年代の伝説的なレーシングカーのデザインの特徴と融合だ。680馬力を発揮するスペシャルモデルは、アファルターバッハで製造されたGT3車両の中で最もパワフルなモデル。また、メルセデスAMG GT3で自然吸気エンジンを搭載した最後のバージョンでもある。このエクスクルーシブエディションは、コレクターズアイテムとしてわずか13台の限定モデルとして全世界で発売される。
メルセデスAMG GT3 エディション 130Y モータースポーツ(Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsport)が、米国カリフォルニア州ペブルビーチのオートモーティブウィークでワールドプレミアされた。パフォーマンス:エアロアップデートとドラッグリダクションシステムベースモデルとは異なり、Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsportはホモロゲーションの制限を受けない。そのため、伝説的なAMG 6.3リッターV8自然吸気エンジンはエアリストリクターを持たず、特殊な排気システムにより、最高出力は680hp(500kW)を発生する。エアロダイナミクスコンポーネントも大幅に手を加えられ、フロントスプリッターとフロントフェンダーのエアアウトレット(ルーバー)を再設計。サイドスカートの変更、フロア-とリアディフューザーもダウンフォースを増加。幅広のリアウィングのエアロバランスの最適化により、GT3ベースモデルと比較してダウンフォースが15%増加した。
AMG製6.3リッターV8自然吸気エンジンの最高出力は680hp(500kW)。最高速度315km/h以上!Formula 1®とClass 1 DTMにインスパイアされたドラッグリダクションシステム(DRS)は、新しいメイン機能。ステアリングホイールのボタンを押すだけで、リアウィングがフラットポジションに移動し、抗力が減少する。また、エアロバランスを維持するために、フロントフロアのアクティブエレメントが拡張されている。このテクノロジーにより、基本的に高いダウンフォースレベルにもかかわらず、最高速度は時速315km以上。横方向の加速または減速中、アクティブエレメントはすぐに元のダウンフォース位置に戻る。独自の高性能ブレーキシステムもFormula 1®にインスパイアされている。GT3のレギュレーションで義務付けられているスチールディスクとは対照的に、スペシャルモデルのブレーキディスクはカーボン製。同モデルがホモロゲーション済みのGT3バージョンよりも大幅に軽量化されている。
ドラッグリダクションシステム(DRS)を備えたリアウイング。動力は、ギア比を変更したシーケンシャル6速レーシングトランスミッションを介して伝達される。すべてのメルセデスAMGレーシングカーと同様に、リアアクスルに取り付けられたトランスアクスルトランスミッションは、カーボンファイバー製トルクチューブによってねじれ剛性とトルク耐性のある方法でエンジンに接続されている。サスペンションには、フルアジャスタブルの4ウェイモータースポーツショックアブソーバーが装備されている。
このコレクターズアイテムは、シャシーに接続されたカーボンファイバー製セーフティセル、5点式ハーネス、安全ネット、スチール製ロールケージ、消火システム、安全タンク、緊急ハッチなど、メルセデスAMG GT3の実証済み安全性を装備。この広範囲に及ぶ装備には、効果的なレーシングABSとマルチ・アジャスタブルトラクションコントロールシステムも含まれている。
ユニークなメルセデスAMG GT3エディション130Yモータースポーツは、現在のモータースポーツポートフォリオの最高峰です。13台限定であるだけでなく、象徴的なAMG 6.3リッターV8自然吸気エンジンを搭載した最後のGT3バージョンでもあります。このエクスクルーシブエディションでは、公式のホモロゲーション以外でも何が可能かを示しており、多くの技術的な改良と軽量コンポーネントを統合しています。したがって、私たちは記念の年に別のマイルストーンを設定し、関心のある顧客に技術的にも視覚的にも非常に感情的な製品を提供します。メルセデスAMGモータースポーツ責任者 クリストフ・ザゲミュラー
オーストラリアのマウント・パノラマ・サーキットで最速タイムを記録2024年2月17日、オーストラリアのマウント パノラマサーキット(6.213km)にプロトタイプを持ち込みタイムアタックが行われた。そこで、メルセデスAMGのパフォーマンスドライバー、ジュール グーノン(Jules Gounon)が、GTカーのコースレコードを2.074秒更新し、1分56秒605のタイムを記録した。
Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsportプロトタイプがジュール・グーノン(Jules Gounon)のドライブでコースレコードとなる1分56秒605のタイムを記録した。最先端のモータースポーツテクノロジーと伝統的なデザインの特徴1952年に発売されたメルセデス・ベンツ 300SL(W194)レーシングスポーツカーは、限定版アニバーサリーモデルのデザインのインスピレーションとなっている。メルセデスAMG GT3 エディション 130Y モータースポーツの外観はブランド初のクローズドトップレーシングカーのクラシックなスタイルが特徴。
伝説のメルセデス300SL(W194)とMercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsport。エクスクルーシブなシルバーカラーの特別塗装仕上げは、伝説のシルバーアローズを彷彿させている。フロントフェンダーのブルーの菱形とラジエーターグリルのカラーリングは、歴史的に成功した車である証し。1952年にハンス クレンク(Hans Klenk)とカール クリング(Karl Kling)がカレラ パナメリカーナに、ヘルマン ラング(Hermann Lang)とフリッツ リース(Fritz Riess)がル・マン24時間レースで優勝した車のカラーリングである。重量を最適化した18インチマグネシウムホイールとカーボンエレメントは、ルーフの印象的なAMGクレストとともに、現代のレーシングスポーツカーへの架け橋となっている。
【名車物語その10】メルセデス・ベンツの生んだ名車中の名車「メルセデス 300SL(W194)」メルセデスから生まれたアイコンレーシングカー&世界的文化遺産:https://autobild.jp/19735/
伝統と現代性の密接なつながりは、インテリアにも表れている。Bosch DDU 10コックピットディスプレイ、拡大画面、高解像度グラフィックスなどの先進的なモータースポーツテクノロジーにより、車両の操作をサポート。
アルマイト処理されたボタンとクルミ材のハンドルを備えたステアリングホイール。インテリアは、ファン マヌエル ファンジオ(Juan Manuel Fangio)がステアリングを握り、世界的な名声を得た1955年のメルセデス・ベンツ300SLRモデルにインスパイアされている。この証は、ブルーの市松模様のファブリックを使用したシートの張り地、ブラウンレザーのヘッドレストの張り地とドアループに見ることができる。もう一つのハイライトは、アルマイト処理されたボタンとクルミ材のハンドルを備えた特別に開発されたステアリングホイール。さらに、センターコンソールにエディションバッジが取り付けられている。
市松模様のファブリックとブラウンレザーのヘッドレストがレジェンドレーシングカーとの接点である。Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsport
エンジンAMG 6.3リッターV8自然吸気エンジン(エアリストリクターなし)最大出力500kW / 680hp/7,250rpm最大トルク730 Nm/5,250 rpmトップスピード時速315km以上ギアボックスシーケンシャルAMG 6速コンペティションギアボックス電子デバイスモータースポーツエレクトロニクス、マルチアジャスタブルABS、AMGトラクションコントロールブレーキブレーキバランス調整式ハイパフォーマンスブレーキシステム、フロント:390mmカーボンブレーキディスク、6ピストン固定キャリパー、リア:355mmカーボンブレーキディスク、4ピストン固定キャリパーホイ-ル18インチAMGマグネシウムホイール、センターロック付きシャ-シダブルウィッシュボーン製フロントアクスル/リアアクスル、アジャスタブルショックアブソーバー、アンチロールバーエアロルーバー、スプリッター、サイドスカート、リアディフューザー、アンダーフロア、DRS(ドラッグリダクションシステム)付きリアウィング燃料タンク120リットル、モータースポーツ用セーフティタンクインテリアカーボン製セーフティセル、5点式ハーネス、セーフティネット、スチール製ロールケージ、消火システム、調整可能なステアリングホイールとペダル、ブルーの市松模様のファブリック製シートカバー、レザー製ドアループとヘッドレスト、エディション専用バッジコックピットボッシュDDU 10、シフトパドルと陽極酸化ノブとクルミのハンドルを備えた特別に開発されたステアリングホイール寸法/重量全長4,795mm、全幅2,052mm、全高1,295mm。車両重量 1,275 kg付属品車のカバー、レースギア、バッグ、パーソナライズされた鑑定書、1:8スケールモデルカー小売価格1,030,000ユーロ(約1億7千万円)レーシングギアと車両カバー限定13台のMercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsportには、それぞれヘルメットをはじめレースギアが付属している。
車両カバー、レーシングスーツ、バッグなどのレースギアが付属する。スペシャルモデルのために特別に開発された車両カバー、メルセデスAMGオフィシャルパートナーのPUMAが共同デザインし、パーソナライズされたレーシングスーツ、グローブ、レーシングアンダーウェア、シューズ。BELLの高品質でカスタマイズされたヘルメット。また、スタイリッシュなブルーの市松模様のシートカバーに合うようにデザインされ、すべてのレース用品を収納するのに十分なスペースを確保したパーソナライズされたバッグも提供される。そして、Mercedes-AMG GT3 Edition 130Y Motorsportの1:8スケールモデルカーと、パーソナライズされた鑑定書が付いている。
Text:アウトビルトジャパン/妻谷裕二Photo:Mercedes-Benz Group
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
マツダ「“5人乗り”軽トラ!?」公開! 「4人も寝られる」全長3.7m級ボディに「驚き」の声も! 「AZ-MAXラクーンツー」登場に反響集まる
「車検のシールをガラス真ん中ではなく運転席の上に貼られました。貼り直しできますか?」質問に回答殺到!?「ダメだろ」「分かっていますか?」の声も 法律ではどう決まってる?
スバル新型「“すごい”4ドアセダン」公開に反響多数! 約680馬力の2リッター「水平対向4気筒ターボ」に「スゴイ技術」「走りが気になる」の声も! 漆黒の最速マシン「プロジェクト ミッドナイト」米国で登場
“生産版”「“R36”GT-R」公開! 日産の「旧車デザイン」+4.1リッター「V6」採用! 7000万円&1000馬力超えの「Artisan GT-R」の登場が迫る
スズキ新型「コンパクトSUV」いつ登場? MTあり&全長4m以下の「カクカクボディ」が超カッコイイ! 注目の「“5ドア”ジムニー」導入どうなる!?
「高速料金」負担は誰の責任? 各トラック協会も分裂する「新深夜割引」の裏事情、物流ジャーナリストが物申す
トヨタ「ヴェルファイア“スポーツ”!?」発売! “走り仕様”のスポイラー×精悍「ブラックアクセント」がカッコイイ! 超高性能な「トムスパーツ」約47万円
「左足ブレーキ」の是非を問う!…AT車普及率98%の日本なら、なおさら「踏み間違い」による事故を減らすことができます【Key’s note】
「レガシィ」消滅で改めて問う SUVは日本の交通事情に合っているのか? 日の丸SWは“オワコン”か
日産のコンパクト「“スライドドア”ワゴン」がスゴイ! “めちゃ広”室内&「静音」モデルもある「タウンスター“エヴァリア”」! 欧州向けモデルが日本導入される可能性とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?