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あれさえなければ……ペレス、F1中国GPはセーフティカー出動でレッドブル1-2のチャンス失う「挽回のためタイヤを使いすぎた」

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あれさえなければ……ペレス、F1中国GPはセーフティカー出動でレッドブル1-2のチャンス失う「挽回のためタイヤを使いすぎた」

 F1中国GPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが優勝。チームメイトのセルジオ・ペレスは3位と、レッドブルはワンツーフィニッシュを逃した。

 ただペレス曰く、レース中にセーフティカーが出動したことで、彼の2位表彰台のチャンスは潰えたという。

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 決勝ではフェラーリのシャルル・ルクレールとマクラーレンのランド・ノリスが第1スティントを引っ張り、バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)のマシントラブルに起因するレース中盤のバーチャルセーフティカー(VSC)中のタイヤ交換でタイムロスを最小限に抑えて1ストップ戦略を実施した。

 一方で2ストップ戦略を採ったレッドブルは、VSCからセーフティカー出動へ切り替わったところで2回目のピットストップを実施。首位フェルスタッペンは大きなギャップを築いていたことからトラックポジションを維持することができた。

 レース序盤で2番手につけていたペレスは、このセーフティカーでノリスとルクレールに先行を許し4番手に後退。その後ルクレールを交わして3番手に浮上したものの、ルクレール攻略のためにタイヤを消耗してしまい、2番手を走るノリスを追い抜けるほどタイヤに余裕がなくなってしまったという。

 その結果、ペレスは優勝したフェルスタッペンから19秒遅れ、2位ノリスから6秒遅れの3位でチェッカーを受けた。

「あの時点ですでにギャップはかなり大きかったし、デグラデーション(性能劣化)という点から彼(ルクレール)の第1スティントでのペースがどれだけ良かったかを考えても、接近戦になることは分かっていた」

 ペレスはレース後にそう振り返った。

「僕らは基本的にペースが同じだった。シャルルと僕との間で何周戦ったかわからないけど、前のマシンに追いつき、争うのを止めたら、それでゲームオーバーだ」

「タイヤを使いすぎてしまうんだ。負荷をかけすぎて(タイヤのパフォーマンスが)復活することはない。デグラデーションの激しいコースだから、僕はその代償を払うことになった」

「でも、あれしかシャルルを抜く方法がなかったんだ。見ての通り、タイヤの周回数は同じだし、抜くのが本当に難しかったからね」

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表も、セーフティカー出動のタイミングによってチームのワンツーフィニッシュの可能性が台無しになったと認めている。

「セーフティカーが出たタイミングがちょうど悪かった。チェコ(ペレスの愛称)はトラックポジションを失い、レース後半は事実上、(1ストップの)彼らと同じ戦略を採らざるをえなかった」とホーナー代表は説明した。

「彼はランドとシャルルの後ろにポジションを落とし、彼はシャルルを抜くために激しくプッシュしたのだと思う」

「あの時点で彼はタイヤのほとんどを使ってしまったのかもしれない。だから最後に攻めきれなかったのだ。セーフティカーがなければワンツーだっただろうね」

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