敵はパナメーラS E-ハイブリッド
GT 4ドアクーペの発売時には選択できるのは2種類のガソリンエンジンだけだが、メルセデス-AMG CEOのトビアス・ムアースは、6年間のモデルライフの間に、ほかのパワーユニットが登場する可能性を示唆している。
メルセデス-AMG GT 4ドア・クーペ パナメーラ追撃へ ジュネーブ
そのなかには、メルセデス・ベンツ最新のEQパワー・ガソリン・プラグインハイブリッドが含まれている。このパワートレインはポルシェ・パナメーラS E-ハイブリッドのライバルと目されるGT73 4Maticプラスに搭載される予定でもある。
2017年のジュネーブでGTコンセプトとして発表されたこのAMG製プラグインハイブリッド・ユニットは、メルセデス・ベンツのEQパワーで標準仕様となっている3.0ℓV6ガソリンエンジンに替わって搭載される予定である。S560eに搭載されているこのユニットにAMG製ターボ付き4.0ℓV8エンジンとの組み合わせは、さらなるパワーを確保するとともに、航続距離も維持するための選択である。
これまでのところ公式発表はないが、昨年GTコンセプトが発表されたさいにムアースが明かした数値によれば、EQパワー・プラス・システムと呼ばれるこのユニットの最高出力は816psに達しており、GT73 4Maticプラスのバッテリー単独での航続距離は50kmと予想される。
この新たなガソリン・ハイブリッドのドライブトレインは、GT 4ドアクーペのトップモデルだけでなく、将来的にはEクラス、Sクラス、GLE、GLSとGクラスへの搭載も議論されている。
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