マクラーレンF1チームは、アメリカGP決勝でランド・ノリスがレッドブルのマックス・フェルスタッペンに対して行ったオーバーテイクが違反とされてペナルティを受けた件に関し、再審査を求める手続きを開始した。
ノリスはレース終盤、タイトル争いのライバルであるフェルスタッペンに追いつき、激しい3位争いを展開。ターン12で2台ともがコース外に出た後、アウト側のノリスはフェルスタッペンの前でコースに復帰、その位置を守って3位でフィニッシュした。スチュワードは、ノリスはエイペックスでフェルスタッペンに並んでいなかったため、コース復帰の際に前に出たことは違反であると判断、5秒のタイムペナルティを科した。それによりノリスは4位、フェルスタッペンが3位という最終結果になり、マクラーレンとノリスにとっては、タイトル争いにおいて不利な状況になった。
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このインシデントについては、フェルスタッペンもコース外に出ていたことも問題視され、フェルスタッペンの防御の仕方に疑問の声が上がっている。
レース直後、マクラーレンはこの裁定に強い不満を表明していたが、メキシコGP直前の10月24日、正式に再審査の請求を行ったことが明らかになった。
これについてのヒアリングが、25日金曜日メキシコ時間14時30分に実施されることが決まった。第一部では、再審理を請求したマクラーレンの提出する証拠が、ペナルティ決定の時点で入手していなかった、重要かつ関連性のある新しい証拠であるかどうかの審査が行われる。有効な証拠があるとスチュワードが認めた場合に限り、ヒアリング第二部で再審査が実施される。
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