385馬力の快速スポーツワゴン!
イメージはVM4+VAB!
「マーチニスモSは吸気+ECUチューンだけで激変する!」奥深いマインズ流チューニング
適度なボディサイズのステーションワゴンとして人気が高いレヴォーグ。搭載されているのは1.6LターボのFA16と、2.0LターボのFA20という2種類の直噴エンジンで、どちらもマニュアル車の設定は存在しない。
そんなレヴォーグにGRB型WRX STI、それもスペックCのパワートレインをごっそりスワップしたのがオートプロデュースA3だ。
エンジンスワップで最もやっかいな制御系に関しては、EJ20を搭載するVABのパーツを使っているのがポイント。ハーネスやメーターなどもゴッソリと流用したことで、まさにノーマル然とした仕上がりになっている。
換装されたEJ20エンジンは、もちろんノーマルではなくキッチリと手が入った385psのブーストアップ仕様だ。
吸気系は、フレッシュエアを効果的に導入できるシムス製のエアインダクションボックスや、ターボレスポンスの向上やエアフロセンサーの計測空気量を安定させるハイプレッシャーバイパスバルブを装備。ブローバイのオイル成分のみをオイルパンに戻すことができるオイルセパレーターもインストールされている。
排気系は、オリジナルのAGRESSデュアルエキゾーストシステムで統一。フロントパイプとの接合部以降をデュアル化することで、静粛性と排気効率のアップを実現している。
ECUはプローバのスペシャルで、ブースト制御を司るEVCはルームミラーの基台部にマウント。見やすくて視界のジャマにならない工夫がなされている。
足回りは、クァンタム製ダンパーを軸にしたオリジナルのサスペンションプラス(UC-01)を装着。スプリングレートはフロントが11kg/mm、リヤが9kg/mmだ。
さらに、AGRESSボディサポートでシャシーとサスペンション取り付け剛性をアップ。キレのいい走りを生み出す原動力となっている。
一方のエクステリアは、WRX STI&S4のイメージを取り入れたフロントバンパー&リヤバンパーを設定。ちなみにこれ、STI製のアンダースポイラーにも対応できるようになっていたりする。
室内を見ると、シフトレバーやペダル周辺はまるで純正のような仕上がり。センターデフはオートモード付きDCCDを装備しており、その機能は全て作動する。
おそらく世界に1台であろうEJ20+6速MT搭載のレヴォーグ。魅力的すぎるだろう。
■スペック
EJ20換装(最大ブースト圧1.55キロ)/GRBスペックC用ボールベアリングタービン/HKS EVC4/AGRESSデュアルエキゾースト、オイルクーラー/シムスエアインダクションボックス/ツインキャタフロントパイプ/TPSデザインアルミ2層ラジエター/プローバ チューニングECUスペシャルバージョン/バイパスバルブ/DAMDスポーツステアリング360RX/レカロCL100H/サスペンションプラスUS-01/AGRESSボディサポートフルキット/STIフレキシブルタワーバー/エンドレスキャリパー/AGRESS WRXタイプエアロ 他
●取材協力:オートプロデュースA3 大阪府岸和田市稲葉町216-5 TEL:072-479-2760
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