■身に覚えのない交通違反の通知がアメリカから届いた
2018年の夏、7月15日から8月末に海外旅行に出かけた日本人は280万人超(JTB調査による推計値)にものぼり、2000年以降で過去最高となりました。海外に出かけた方の中には、レンタカーを使って観光を楽しんだという方も多いと思います。じつは意外なトラブルも発生したりしています。
違反無しでもゴールド免許がブルーに格下げ? 更新忘れの失効に注意
海外旅行先で、身に覚えのない交通違反の通知が海外から届いたというのです。「自分は違反なんてしてないから」と、放っておくと罰金と手数料が知らないうちにクレジットカードで決済されてしまうケースがあります。
筆者(加藤久美子)は毎年1-2回、仕事や家族旅行でアメリカに渡航しており、その際は必ずレンタカーを利用します。2015年の春もレンタカーを2週間借りて西海岸を中心にクルマで旅をしました。帰国して1か月位経った頃、アメリカのレンタカー会社から郵便物が届きました。何となく嫌な予感を感じつつも封筒を開いたところ、そこには驚くべき内容が記されていました。
「アメリカの有料道路を、料金を支払わず通行したので通行料金(4回分+トンネル利用料)と手数料15ドル×5回合計84.1ドルについて支払いなさい。異議申し立てがあるなら○月○日までに連絡のこと。連絡がなければクレジットカードで決済されます」
どう考えてもこれはあり得ないことでした。違反日とされている日は確かにアメリカにいましたし、レンタカーのナンバーも合致していましたが、違反場所はボストン近郊の有料道路になっていました。筆者はその時、ラスベガスからロサンゼルスに戻る途中でカリフォルニア州にいたのです。4000km以上離れたボストン近郊の道路を走っているわけはありません。
ちなみに、通知が来た時点で、すでにクレジットカードから84ドルが決済された後でしたが、その後クレジットカード会社に相談して全額を払い戻してもらうことができました。
しかし、驚いたことに、2016年も同様の告知が届いたのでした。今度も有料道路の料金を払わずに走行した…という内容です。道路代は合計で6ドルちょっとなのに、今度は手数料含め合計で200ドル。このときの違反場所は前年よりもだいぶ近く、私たちがその時いた場所から200km程度しか離れていませんでしたが、違反をしたとされる道路は走っていません。1年のうちアメリカ滞在は2-3週間なのに、2年も続けて「違反間違い」の通知が来るとは。
このときはレンタカー会社の日本代理店で予約をしていたのと、異議申し立て期間の締め切りまで日にちがあったので日本代理店に連絡をして引き落としを停めてもらうことができました。
恐らくナンバー自動読み取り機の精度が悪いのでしょう。間違って読まれたナンバーのクルマがレンタカーであったため、道路会社からレンタカー会社に照会が行き、その時にレンタカーを借りていた人物(つまり筆者)の住所に告知書が届いたのです。
■万が一、間違いの違反の通知が来たらどうする?
レンタカー会社等から届いた文書に「FINE」(罰金、反則金)、「TOLL CHARGES」(有料道路料金)、「PENALTY」(罰金)、「ADMIN FEE」(手数料)などの文字や、日付や時間、金額(TOTAL AMOUNT=合計金額)の文字があったら、それは間違いなく違反の告知&請求書です。「身に覚えがない」のであれば、落ち着いてクレジットカード会社に連絡をしましょう(英語が得意ならメールや電話で異議申し立てを)。
ちなみに改めてクレジットカード会社に確認したところ、以下の回答を頂きました。
「罰金+手数料が引き落とされてしまっていても、違反をしていないことが証明されればクレジットカード会社から全額返金されます。どのように証明するのかは、SNSへの投稿や買い物のレシート(日付時間入り)、スマートフォンや携帯で、撮った場所が特定できる写真を提出していただけると良いと思います。違反をしたとされる時間に明らかに別の場所にいたことが証明されれば大丈夫です」(大手クレジットカードお客様相談室)
参考までに5つのクレジットカード会社に聞いてみましたが、回答は全社とも同様でした。
クレジットカード会社に連絡をしたあとは、海外レンタカーを予約した日本の旅行代理店などにも連絡をしておくと安心です。一番やってはいけないことは、「こんなの知らないから放っておこう」と無視することです。こうなると「異議申し立てがない=違反を認めた」と判断され、レンタカーを借りる際に登録したクレジットカードから罰金+手数料他が決済されることになります。
海外のレンタカー会社や有料道路会社等からエアメールが届いたら必ず中身を確認し、またクレジットカードの利用明細もマメにチェックしましょう。筆者が体験した道路料金未払いのほか、駐車禁止やスピード違反などでも「間違い交通違反」の告知が届く可能性もあります。
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