■事故のない未来をつくる「SMART TYRE CONCEPT」、そのカギはドラえもんにあり?
DUNLOP(ダンロップ)ブランドのタイヤで知られる 住友ゴム工業は2019年のDUNLOPブランドメッセージを、「事故のない毎日をつくりたい。」にすると発表している。
【試乗】耐摩耗性を向上させたダンロップのベーシックモデル「EC204」を試走した
交通事故をゼロにすることは、多くの自動車メーカーが将来の目標として掲げているもので、それは自動運転技術を開発するモチベーションになっている。また、衝突安全、歩行者保護といったボディ設計の思想も事故死者をゼロにするという狙いによるものだ。
そうしたトレンドの中、タイヤメーカーである住友ゴムが、「タイヤを通して、交通事故のない世界の実現と真摯に向き合っていく」というメッセージを発したことは非常に意義深い。そのためのコンセプトとして「SMART TYRE CONCEPT」を掲げている。具体的なテクノロジーについては、今後のプロモーションによって明らかになっていくのだろうが、『安全がもっと長続きしたり、危険を回避できる未来のタイヤを目指す』といった文言がプロモーションのコピーとして確認できる。現実的に、タイヤ単体で危険回避能力を実現するというのは難しいだろう。しかし、最新の自動車には必須といえるAEB(衝突被害軽減ブレーキ)がどんなに進化しても、最後にクルマを止めるのはタイヤのグリップ力だ。
その意味では、自動車の先進安全装備を活かすも殺すもタイヤ次第というのは事実で、タイヤメーカーとしても交通事故ゼロに向けて「やれることは、すべてやる」という決意がDUNLOPのブランドメッセージには感じられる。いろいろな読み解きかたができるブランドメッセージには、タイヤメーカーとしての想いと姿勢が込められているといえるだろう。
さて、このブランドメッセージと共に展開するプロモーション活動を担うイメージキャラクターは、DUNLOPのイメージキャラクターとしては11年目となる福山雅治さん。そして、2019年からは国民的キャラクターである「ドラえもん」も登場するという。いまは不可能と思える技術であっても、未来からみれば当たり前のテクノロジーにしてみせる、そんな強い意志がどのように表現されるのか。テレビやラジオCMで展開されるというブランドメッセージに注目したい。
文:山本晋也
自動車コミュニケータ・コラムニスト
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
年収は最低いくら必要!? “500万円台から”のトヨタ高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」を買える“幸せな家族”の世帯年収とは
「違反じゃないんだからいいだろ」って非常識! まわりの迷惑を顧みない「自己中運転」5選
新型「“R36”GT-R」まもなく登場か!? 4.1リッターV6搭載で1000馬力発揮!? 旧型デザイン採用の「和製スーパーカー」生産状況を公開
中国GP以降伸び悩むセルジオ・ペレス。契約更新の保留が大きなプレッシャーに
トヨタ「アルファード」が欲しい! けど“現行”は高すぎ… 「先代アルファード」なら200万円程度で買える!? 狙い目の「お買い得中古車」とは
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?