救急医療現場向け人工呼吸器機器をGMが製造
新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な流行を受けて、ゼネラルモーターズ(GM)は医療機器を製造するベンテック・ライフ・システムズ(Ventec Life Systems、以下ベンテック社)との協力関係をさらに進めていくと発表した。
GMとベンテック・ライフ・システムズが提携、新型コロナウイルス治療用人工呼吸器を大量生産へ
ベンテック社は、インディアナ州ココモのGM工場敷地内に、人工呼吸器機器「オールインワンVOCSNベンチレータ」の製造施設を建設すると発表。この取り組みは、ベンテック社のワシントン州ボセル工場における生産強化と同時に発表された。
「VOCSN」は人工呼吸器、酸素濃縮器、排痰補助装置、吸引器、ネブライザーの5つの装置の機能を一体化した呼吸ケアシステム。FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可を受け、4月のできるだけ早い時期に出荷がスタートする。
COVID-19拡大と戦う救急救命の分野において、VOCSNは世界的なバックオーダーを抱えている。両社が協力することで、大量生産に向けたサプライチェーンの拡大が可能となり、新たに数千ユニットの生産キャパシティが生まれることになる。
また、GMはミシガン州のウォーレン工場においてFDA認可サージカルマスクの製造を開始する。2週間以内に1日あたり最大5万枚のマスクを製造、さらに10万枚まで製造キャパシティを上げる計画もあるという。
GMの生産拠点で月産1万基のVOCSNを製造
ベンテック社のクリス・キプルCEOは、今回の新型コロナウイルスへの対応について以下のようにコメントした。
「ベンテックの呼吸ケアシステムに関する専門知識と、GMの製造拠点を組み合わせることで、高品質の救急医療用人工呼吸器を製造することができます」
「この世界的なパンデミックは前例がありません。GMとそのサプライヤーからのサポートは驚くべきものです。最前線で戦う医療従事者は、患者を治療するための最良のツールを求めています。VOCSNのような救急医療用人工呼吸器は、命を救うためにも絶対に必要なものなのです」
ベンテック社とGMは、人工呼吸器の需要逼迫に対応すべく24時間体制で取り組んでいる。連邦政府のニーズに応じてベンテック社とGMは4月から人工呼吸器を製造し、月産1万基を超える製造能力を確保すべく、準備を整えている。
新型コロナウイルスと戦うために“山が動いた”
GMは約1000人の従業員を配置し、救急医療用人工呼吸器の生産を直ちに拡大する。GMはUAW(全米自動車労働組合)と協力し、GMのココモ工場とマリオン工場に期間工を招集している。
3月20日以降、製造・エンジニアリング・購入・法務など、あらゆる分野においてベンテック社とGMは緊密に連携。救急医療用人工呼吸器の即時生産拡大計画を進めてきた。そして、最大20万基のVOCSN生産を目指し、必要な700ものパーツの個別調達計画を策定している。
GMの会長兼CEOのメアリー・バーラは、ベンテック社との協力関係について以下のようにコメントした。
「世界的な感染拡大によるニーズを満たすため、他のアメリカ企業や我々の熟練した従業員と共に働けることに誇りを感じています。このパートナーシップにより、GMの世界中の生産拠点がベンテック社をサポートするために結集しました。チームは信じられないほどの情熱と献身をもって協力しています」
「GMとベンテック社のグローバルなサプライチェーンのキャパシティにより、GMはVOCSNの製造において重要な役割を担えることになりました。我々の共同チームは人命を救い、パンデミックと戦うために、山を動かしたのです」
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