レクサスの上級サルーン「ES」が一部改良を敢行。デジタルアウターミラーをはじめとする安全装備の拡充や駆動用リチウムイオンバッテリーの採用などで商品力をアップ
トヨタ自動車が展開する高級車ブランドのレクサスは8月6日、上級ハイブリッドセダン「ES」の一部改良を行い、同日より発売した。
車種展開は以下の通り。
ES300h:599万円
ES300h“version L”:713万円
ES300h“F SPORT”:648万9000円
レクサスRXが安全装備と機能装備の拡充をメインメニューとした商品改良を実施
今回の商品改良は、安全装備の充実化やパワートレインの仕様変更などがメインメニューだ。
まず安全装備では、発売時に量産車として世界で初めて採用したデジタルアウターミラーの改良を実施。走行時にモニターに映る他車、壁、障害物との距離感を測りやすくする距離目安線の表示機能を追加し、さらに車速に応じて車両後端から最小5m~最大30mの距離を示す線を表示する仕組みとした。合わせて、デジタルアウターミラーを従来の“version L”に加えて“F SPORT”でも選択できるようにする。安全装備ではほかにも、パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両)[PKSB]やブラインドスポットモニター[BSM]を全車に標準で設定した。
パワートレインに関しては、ハイブリッドバッテリーをニッケル水素電池からリチウムイオン電池に変更。燃費性能はWLTCモードで従来比+1.7km/リットルの22.3km/リットル、JC08モードで従来比+1.7km/リットルの25.1km/リットルを達成する。なお、パワーユニット自体は基本的に従来と共通で、A25A-FXS型2487cc直列4気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジン(178ps/22.5kg・m)+3NM型モーター(88kW/202Nm)を搭載している。
機能装備の変更も商品改良の訴求点だ。マルチメディアシステムはSmartDeviceLinkおよびApple CarPlay/Android Autoに対応。iPhoneやAndroidスマートフォンを12.3インチワイドディスプレイと連携させることで、リモートタッチによる画面操作や音声操作を可能とする。また、「おくだけ充電」の充電トレイと、センターコンソールのスマートフォン収納スペースを拡大し、より大きなサイズのスマートフォンに対応するなど利便性を向上させた。
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