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【ヨコハマホットロッドカスタムショー】やっぱり魅力的なアメリカンカルチャー!【九島辰也】

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【ヨコハマホットロッドカスタムショー】やっぱり魅力的なアメリカンカルチャー!【九島辰也】

イベント [2022.12.09 UP]


【ヨコハマホットロッドカスタムショー】やっぱり魅力的なアメリカンカルチャー!【九島辰也】
文と写真●九島辰也

【オーテックオーナーズグループ湘南里帰りミーティング】2年ぶり開催のファンイベント

 ヨコハマホットロッドカスタムショーというイベントをご存じでしょうか。この時期横浜パシフィコで行われる、日本最大級のインドア版カー&モーターサイクルショーです。主催は目玉のマークで知られるムーンアイズ。そもそもアメリカのブランドでしたが、今は日本のムーンアイズがオーナーになっている、と思います。本牧のムーンカフェで知られるあの会社ですね。

 かつてそんな業界のメディアにいたので、そのときは広いネットワークを持ち、知り合いもたくさんいました。レッドスレッドやデュースクーペ、ロッダー、“K”カスタムなんかをよく取材していたのを覚えています。フツーのクルマ好きにはわからないですよね。かなりコアな世界です。たいがいの自動車メディアは「意味不明?」と口を揃えることでしょう。ですが、これが重要なカーカルチャーでもあるんです。なんたっておよそ20年ぶりに訪れても景色は変わりませんから。「永遠は永遠」、なんです。お見事!


ハーレーダビットソン NEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)特別カスタム「ローライダーST」
 今回久しぶりにホットロッドショーに足を運んだのはハーレーダビッドソンブースに立ち寄りたかったからです。お目当てはそこで展示される限定一台のコラボモデルNEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)特別カスタム「ローライダーST」。その日本初公開と購入権の抽選が行われました。NEIGHBORHOODはモーターサイクル周辺のカウンターカルチャーをバックグランドにデザインされるドメスティックアパレルブランドで、デザイナー滝沢伸介氏が1994年に立ち上げました。近年は大手百貨店でのポップアップなどを行っています。


自動車ジャーナリストの九島辰也氏

 ということで、目前にした特別仕様「ローライダーST」はめちゃめちゃカッコよかった。ローライダー系のカルチャーに新たな息吹を注いだような雰囲気です。ボディのペイントは大胆に施されていますが、悪目立ちしないのが好印象。大人が乗っても違和感ない仕上がりと思われます。

 そんなハーレーダビッドソンは販売面でも元気です。11月までの年間販売台数の速報値は前年同月時点比で135%の新規登録台数を記録しています。このままだと2022年は通年を通して5年ぶりに1万台を超える見通しだとか。しかも輸入二輪車で唯一というからさすがです。輸入自動車の中では単独で1万台超えないブランドがたくさんありますから、彼らにとっては羨ましいかぎりでしょう。カーカルチャーだけでなく、日本のモトカルチャーの広さと奥の深さもものすごいことになっています。けっして安い買い物ではないですからね。


 今回、こんなニュースを取り上げるのは個人的にハーレーダビッドソンが好きだからです。そりゃそうですよね。物心ついたときのアメリカンカルチャーになくてはならない存在でしたから。映画「イージーライダー」もそうですが、シュワちゃんの「ターミネーター2」もインパクト大でした。ガレージに置きたいですよね一台。やっぱローライダー系かな。程よくカスタムして。クルマもバイクもイジってナンボですから。

 ホットロッドショーの会場には当然クルマもたくさん並んでいました。個人的にはラットスタイルにやられちゃいます。ゴールデンエイジの少し前がいいです。それとカリフォルニアのミッドセンチュリーを意識した空冷ビートルがいい雰囲気を醸していました。ノスタルジックなカラーリングが懐かしくもあり、どこか新鮮でもあります。こういうのは見ているだけで勉強になります。


 一言でクルマ好きと言ってもじつにいろいろなジャンルがあります。ただアメリカのミッドセンチュリーは知っておいて損はないでしょう。世界中のビジネスがその巨大のマーケットに向けて工業製品をデザイン、設計、生産していました。ル・コルビュジエやイームズ夫妻なんかの作品も頭に浮かびます。カルチャーとしてクルマを捉えるのも大事なことなんですよね。日々勉強です。

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