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英国の見方 ポルシェのカイエン・クーペ投入 タイミング、正しいと思える理由

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英国の見方 ポルシェのカイエン・クーペ投入 タイミング、正しいと思える理由

もくじ

ー カイエン・クーペ 絶妙のタイミング
ー クーペ、カイエンの25%を占めると予想

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カイエン・クーペ 絶妙のタイミング

BMWが10年以上も前にX6で開拓したクーペSUVの市場に、ポルシェもようやく参入してきた。

だがおそらくポルシェがカイエン・クーペを発表したタイミングは(いつものように)正しい。

早期に参入したメーカーは嘲笑を浴びた。その間にポルシェの名前はSUVの市場ですっかり一般的になった。そして世界的な流行は、ロシアや中国のような先鋭的な市場よりむしろ、クーペSUVに対して開けている。つまり、大きな成功が手が届くところに来ているというわけだ。

また、ポルシェがそのデザインを上手くやったことも確かだ。スタイリングをまとめあげたマイケル・マウアーは、このクーペがカイエンよりもずっとポルシェのスポーツカーの伝統と相性が良いと語っている。

傾斜したウインドスクリーンやなだらかに下降するルーフはスポーツカー的で、わずかに拡げられたリアのトレッドによって膨らんだフェンダーは、911ファンからも愛されるだろうとマウアーは指摘する。

クーペ、カイエンの25%を占めると予想

ポルシェの製品企画担当者が、クーペはカイエンの売り上げの25%を占めるだろうと予想したことは、それほど不思議ではない。

カイエンの販売台数は2018年に7万4000台を超えた。クーペの発売はさらなる顧客を引きつけ、今年はさらに増えることが予想される。

今や信じることは難しいかもしれないが、かつてカイエンはポルシェがそれまで発売したクルマの中で最も論争を巻き起こしたモデルだった。が、クーペの派生モデルが投入されたことに対して上がる反対の声はわずかだ。

それどころか、さらに増えるSUVの売り上げによる利益が、911のようなクルマの将来を安泰させる投資になると考え、満足するひとさえいるだろう。

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