現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 旧車には洗車すらダメージ! サビを防ぐべく拭き上げ後に必須の「ひと手間」とは

ここから本文です

旧車には洗車すらダメージ! サビを防ぐべく拭き上げ後に必須の「ひと手間」とは

掲載 更新 34
旧車には洗車すらダメージ! サビを防ぐべく拭き上げ後に必須の「ひと手間」とは

洗車後に走るだけでスキマの水分を排出できる

 旧車の維持はサビとの戦いと言っても過言ではない。ボディパネルは新品時にはメッキや塗装で防錆処理がされているが、旧車はそもそも時代的にそれが甘い。またしっかりしてあったとしても、サビは化学反応で止めるので、それが反応しきってしまうと、防錆力が落ちてくる。

手間のかかる洗車「ワックス」にメリットは? コーティング剤にはない魅力を探ってみた

 たとえば亜鉛皮膜を形成するのが昔から基本だが、これは鉄板に代わって亜鉛がダメージを引き受けるというのを利用していて、亜鉛が作用しきれば防錆力は落ちてしまう。つまり永久ではないのだ。

 もちろん最近のクルマはサビにくくはなっているが、サビないわけでもないし、空気と水分が存在する以上は多かれ少なかれサビてくる。たとえば某メーカーのクルマはさほど古くもないのに袋状になっている部分が腐食する例もあったりする。水が溜まりやすいのが原因で、設計の問題なのだろうが、いずれにしても油断は大敵ということだ。では、どうやってサビから愛車を守るか。

パソコン用のエアダスターを使ってもいいが・・・

 融雪剤(塩)が路面にまかれる雪国ではあれば、下まわりに防錆コーティングを施すというのはあるが、それは特別な例で、費用も手間もかかるし、非降雪地では威力も発揮しきれない。

 簡単なところではワックスやコーティングがけ。塗膜の内部は下地の防錆層が守ってくれているとはいえ、水分はできるだけ避けたほうがいい。塗装面はツルツルしているので勘違いしやすいが、小さな穴が空いているので水分は内部に入り込むのは避けられないし、キズが付いていればなおさらだ。ワックスやコーティングをかけてやれば水分を弾いてくれるので、寄せ付けないという点では非常に有利になる。

 しかし、ワックスなどがかけられるのは表面だけで、先に紹介したような袋部分や下まわりの細かい部分。ボディ表面にしてもライトなどの取付部分にあるスキマなどに入り込む水分はどうすればいいのか? 

 いちいち外したりはできないし、エアブローも素人ではコンプレッサーもないので無理だろう。大雑把になら、パソコン用のエアダスターを使うのはありだが、あくまでも裏技的で広範囲は無理だ。

 そこでオススメなのが、洗車や雨が上がったあとに、近所を一周でいいので走るということ。自然のエアブローというわけで、「洗車をしてあんなに丁寧に拭き上げたのに走ったら振動で中に入り込んでいた水分がタレてきた」という経験はあるだろう。

 それを積極的に利用してやる。表面の細かい部分はもちろんのこと、パネルの裏に入り込んだ水分も取り除ける。直接風が当たらなくても、走ると負圧が発生して、吸い出すように水分が出てくることもある。当然、エンジンまわり、マフラーまわりは熱による乾燥できる。

 旧車だとS30のフェアレディZはフェンダーの下。ハコスカであればサイドシルなど、ウイークポイントはいろいろとあるし、仕方がないこともあるのだが、ちょっと走るのを習慣づければ、入り込んでしまった水分を少しでも排出できるわけで、長い目で見ると差は出てくる。新型車でも、鉄板を使っている以上、将来的には差がつくはず。手間かもしれないが、ちょっと近所をひと走りをオススメしたい。

関連タグ

こんな記事も読まれています

エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調
エイドリアン・ニューウェイがレッドブルF1離脱を決断との報道。ホーナー騒動が一因か。チームは2025年末までの契約を強調
AUTOSPORT web
ホンダの赤い「新型プレリュード」初公開! “2ドアクーペ”実車展示で反響スゴい!? 25年登場!? 車名復活で米国でも注目
ホンダの赤い「新型プレリュード」初公開! “2ドアクーペ”実車展示で反響スゴい!? 25年登場!? 車名復活で米国でも注目
くるまのニュース
スズキ「GSX-8R」の仕立ては想像超え!! 親しみやすく扱いやすいマルチなポーツバイクだった
スズキ「GSX-8R」の仕立ては想像超え!! 親しみやすく扱いやすいマルチなポーツバイクだった
バイクのニュース
ランドローバー ディスカバリースポーツ、エントリーグレードを追加…2025年モデルの受注開始
ランドローバー ディスカバリースポーツ、エントリーグレードを追加…2025年モデルの受注開始
レスポンス
デカすぎ……レクサスLMは48インチのディスプレイ採用!! もう「高級車=セダン」は時代遅れ? 高額なミニバンやSUVが登場するワケ
デカすぎ……レクサスLMは48インチのディスプレイ採用!! もう「高級車=セダン」は時代遅れ? 高額なミニバンやSUVが登場するワケ
ベストカーWeb
トヨタ「GRヤリス」のマイナーチェンジはフルモデルチェンジに等しい! 初期型ユーザーは買い替えのご準備を
トヨタ「GRヤリス」のマイナーチェンジはフルモデルチェンジに等しい! 初期型ユーザーは買い替えのご準備を
Auto Messe Web
マットモーターサイクルズのニューモデルDRK-01(250/125)受注開始!同社初の水冷エンジン搭載車は6月下旬発売予定
マットモーターサイクルズのニューモデルDRK-01(250/125)受注開始!同社初の水冷エンジン搭載車は6月下旬発売予定
モーサイ
「コイツ、実はクルマです…」馬って公道OKなの!?高速道路は?
「コイツ、実はクルマです…」馬って公道OKなの!?高速道路は?
月刊自家用車WEB
テスラのすべてのモデルが新価格に! Model 3 RWDやModel Y RWDがこんなに安く!
テスラのすべてのモデルが新価格に! Model 3 RWDやModel Y RWDがこんなに安く!
月刊自家用車WEB
渋滞対策の最終兵器! 『渋滞情報マップby NAVITIME』ならリアルタイムで渋滞回避をサポート
渋滞対策の最終兵器! 『渋滞情報マップby NAVITIME』ならリアルタイムで渋滞回避をサポート
月刊自家用車WEB
テスラ、モデル3に価格改定とスポーツ走行まで楽しめる”パフォーマンスモデル”を追加
テスラ、モデル3に価格改定とスポーツ走行まで楽しめる”パフォーマンスモデル”を追加
月刊自家用車WEB
【ドライブグルメ 番外編】2024年、一番うまい「ハイウェイめし」は何? NEXCO東日本「ハイウェイめし甲子園」入賞グルメ表彰式レポート
【ドライブグルメ 番外編】2024年、一番うまい「ハイウェイめし」は何? NEXCO東日本「ハイウェイめし甲子園」入賞グルメ表彰式レポート
Webモーターマガジン
日産「最後のGT-R」発売へ “R35型” 17年の歴史に幕… 再び消える「GT-R」はまだ「新車購入」できるのか
日産「最後のGT-R」発売へ “R35型” 17年の歴史に幕… 再び消える「GT-R」はまだ「新車購入」できるのか
くるまのニュース
F1ドメニカリCEO、スプリント開催をさらに増やしたい意向。ドライバーも新フォーマットには好評価も、それとこれとは別?「やりすぎは良くない」
F1ドメニカリCEO、スプリント開催をさらに増やしたい意向。ドライバーも新フォーマットには好評価も、それとこれとは別?「やりすぎは良くない」
motorsport.com 日本版
アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
レスポンス
つくづく「クルマはコミュニケーションツールだな」という話
つくづく「クルマはコミュニケーションツールだな」という話
旧車王
「格安観光地」に成り下がった日本! 観光公害の深刻化で「宿泊税」検討も、もはや混雑“ディズニーランド並み”の現実
「格安観光地」に成り下がった日本! 観光公害の深刻化で「宿泊税」検討も、もはや混雑“ディズニーランド並み”の現実
Merkmal
BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化
BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化
レスポンス

みんなのコメント

34件
  • 洗車後に近所一周してるわ〜
    出来ない時でも前後させる、それだけでブレーキディスクのサビが着きづらいし、隙間から水が出てくる。
  • こんなこと、わざわざ記事にすることか?

    最近、記事のレベルがどんどん低下している。
    ネタ、なくなってきたか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村