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トヨタが1000馬力&1億円級の新型マシンで爆走!? ル・マン優勝&オープンモデルを公開へ

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トヨタが1000馬力&1億円級の新型マシンで爆走!? ル・マン優勝&オープンモデルを公開へ

■トヨタWEC優勝! さらに、開発中の「GR Super Sport(仮称)」をお披露目!

 トヨタのモータースポーツカンパニーのTOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)は、開発中のハイパーカー「GR Super Sport(仮称)」を、WEC世界耐久選手権2019-2020シーズンの第7戦となるル・マン24時間レースの決勝前にサルト・サーキットで走行させました。
 
 このGR Super Sportとは、どのようなハイパーカーなのでしょうか。

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 TOYOTA GAZOO Racingは、2017年から市販モデルにチューニングを施した「GRMN」や「GRスポーツ」、「GRスープラ」、「GRヤリス」などさまざまなスポーツカーを展開しています。

 そのなかで、2018年に開発を明らかにしたのが、GR Super Sportです。元々は、WEC参戦の意義を具現化し、「TS050 HYBRID」の魅力を可能な限りダイレクトかつ扱いやすくしたスーパースポーツカーを世に出したいという想いから開発がスタートしました。

 GR Super Sportの流麗かつ斬新なフォルムには、V型6気筒ツインターボエンジンやトヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載し、システム最高出力は1000馬力を発揮。

 TGRは、高効率のEVシステムと希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、究極のパワーと環境性能を両立した、次世代のスーパースポーツカーを目指すとしています。

 2018年の発表当初には、「市販開始の時期は2020年以降、価格は1億円を超えるのではないか?」と噂されていました。

 今回、第88回ル・マン24時間レースでお披露目されたのは、2018年・2019年にル・マン総合優勝を果たしたTS050 HYBRIDをベースにしたロードカーとなるGR Super Sportの開発中のモデルです。

 特別にオープン仕様にカスタマイズし、GRのカモフラージュ柄が施された車両に、かつてトヨタのWECドライバーとして活躍したアレックス・ブルツ氏と村田チーム代表が乗り込み、デモンストレーションと決勝スタート前のトロフィー返還をおこないました。

 TS050 HYBRIDは2016年のデビューから、優勝を達成するだけでなく、最速ラップタイム更新や現時点でのコースレコードの樹立など、ル・マンで数々の歴史を作ってきました。

 この過程で得た知見はすべて、開発中のハイパーカーGR Super Sportの開発に活かされており、まさにル・マン直系の市販車といえます。

 実際にデモンストレーションでドライブしたアレックス・ブルツ氏は次のように述べています。

「GR Super Sportの開発中のモデルを初めて公の場で、しかもこのクルマとつながりの深いル・マンのようなサーキットでドライブすることができてとても光栄です。

 GR Super Sportはここル・マンで生まれたクルマなので、ホームに戻ったように感じます。今回このクルマを運転するのは私にとって初めてで、さらに1周では限界まで性能を発揮させるチャンスはありませんでしたが、GR Super Sportがすでに高いパフォーマンスとポテンシャルを持っていることが感じられました。

 運転中は、とくに四輪駆動とハイブリッドシステムにTS050 HYBRIDとの類似性を感じました。エンジニアたちは、『それはこのクルマの本当のパフォーマンスのほんの一部だ』といっていたので、近い将来、またこのクルマをドライブできる日がとても楽しみです」

※ ※ ※

 GR Super Sportは、東京オートサロン2018で世界初公開されています。しかし、その後の開発ならびに販売情報はあまり出ていませんでした。

 今回、GR Super Sportのオープン仕様がお披露目されたことで、2021年1月の東京オートサロンにて新たな情報が公開される可能性もあります。

 なお、今回のWEC 2019-2020年シーズン 第7戦 ル・マン24時間にて、TS050 HYBRID 8号車(中嶋/ブエミ/ハートレー)が3連覇を達成。

 さらに7号車はトラブルから追い上げ3位表彰台になったことで、TGRは2019-2020年シーズンのチームチャンピオンが確定しました。

 また、同じ時期におこなわれたWRC世界ラリー選手権の第5戦トルコでも、TGRはエルフィン・エバンス氏(トヨタ・ヤリスWRC)が総合優勝を飾りました。

 WECとWRCのダブル優勝という、記念すべきタイミングでお披露目されたTGR渾身のハイパーカー。

 今後もGR Super Sportの市販モデルがどのような形で登場するのか、注目度は高まるばかりです。

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みんなのコメント

9件
  • ミッドシップ、2シーター、オープントップ

    うん、MR-Sの後継だな!(錯乱)
  • 以前の白いショーカーはデザインがうんこだったが、これならまだマシ。アストンは、はるかにカッコイイが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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