AMAスーパークロス、プロモトクロスにフル参戦している下田丈は、先週にプロモトクロスの開幕を迎えた。名門プロサーキットから、チャンピオンシップを期待される一員として、勝利を目指すシーズン。だが、下田はアマチュア時代からプロ時代を通してはじめての壁にあたったのかも、しれない。
手応えはあるのに結果に結びつかない。タイムも速い
開幕戦のFOXレースウェイは、下田にとってホームとも言える近所のコースである。関係者、本人も、期待をもって臨んだレースだったが、練習走行から下田の様子は芳しくなかった。「チームにも、いつもと違って振られているように見えると言われました。それが、今回は解決できなかった。いつもなら解決策はすぐわかっていたのに、わからないんです。ヤニング(コーチ)にも、ライディングに直すべきところはない、と言われました。アマチュア時代から、こういう経験はありません」と下田は言う。
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モト1、スタートに失敗した下田は17番手~10番手あたりを追い上げることになるが、前を走るコルト・ニコルスの転倒に巻き込まれ、そこから追い上げつつも単身転倒。14位にとどまることになった。モト2では、少しスタートで改善したものの、ラスト3ラップでRJ・ハンプシャーと接触、そこからは追い上げも時間切れで11位という結果に終わった。はっきりいって、下田らしくない結果だ。
「1日に5回も転んでいて、それがなぜかわからない」と下田は言う。「スランプだとおもいますか?」と問えば「そうかもしれない」と下田は答えた。スーパークロス最終戦で話していた、ステディな性質は強いが、インテンシティ(爆発力)に欠ける、というコメントも「今回はインテンシティもあったと思うんです」と話している。実際、周回でいえば7回ほどファステストを獲っていて、スピード、体力ともに昨シーズンを上回っていると下田も自信を持っていた。
思い当たるのは、スピードアップへの対応
下田は、スーパークロスのレスト期間でアウトドアへのセッティングをしていたのだが、なかなかリアサスペンションが決まらない、という悩みを抱えていた。このときも、それまでになかったことだという話をしていたが、スピードが上がったことに対してどうセッティングを出すべきか、答えをみつけられていなかったような節がある。
アウトドア前に、この話はケリがついていたはずなのだが、インテンシティもあり、タイムも出ているとなると、やはりスピードにマシンが耐え切れていない、のかもしれない。下田は「マシンのせいにはあまりしたくない。ただ、僕は2−3戦くらいまでは、なかなか調子もでないですし、この3戦の間にしっかり調子をとりもどしたい」と明るく話している。
ライバルである、ジェット・ローレンスはご存じの通り、この開幕戦を総合優勝で飾り周囲をあっと言わせた。チームメイトの、キャメロン・マカドゥ、セス・ハマカーは開幕でさっそく負傷を負い、プロサーキットからはオースティン・フォークナー、下田丈の2名に勝利を託された感がある。今週末、第2戦はサンダーバレー。プロモトクロス初優勝、そしてタイトル奪取を目指して、下田は長い12戦のシーズンを戦い続ける。
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ペ-スでもんだいなし。