日本車ブーム 継続中
text:Kazuhide Ueno(上野和秀)
【画像】出品車両 トヨタ80スープラ/初代NSX【詳細写真】 全19枚
photo:RMSotherby’s
アメリカ東海岸のフロリダで開かれるアメリアアイランド・コンクール・デレガンスに集まるファンを対象に、RMサザビーズがオークションを開いた。
そこには2台の日本車が並んだ。アメリカで絶大な人気を集めているジャパニーズ・スポーツカーの中でも別格のトヨタ・スープラとアキュラ(ホンダ)NSXだった。
まずお目にかけるのは1993年のトヨタ・スープラ・ツインターボ・スポーツルーフ。1993年に登場した4代目となる80系である。
アメリカで80系スープラは、映画ワイルドスピードで主人公が乗っていたことから、ファンの間で高い人気を誇るモデルでもある。
ツインターボ/MTの80スープラ
出品されたのはツインターボでタルガトップのスポーツルーフ(日本ではエアロトップと呼ばれた)。6速マニュアル・ギアボックスを備え、最もハードで人気の高い仕様だった。
そして注目したいのは走行距離が9897マイル(1万5836km)と少なかったこと。それに加えて、オリジナルの姿を完璧に保っていたことだ。
新車で乾燥したコロラド・スプリングスに住むファースト・オーナーが昨年までコレクションしていた個体だけに、文句のないコンディションで生き残っていた。
事前の予想落札額は、12.5~15万ドル(1325~1590万円)という発表。
オークションが始まると熱い応札が続き、最終的にボトムラインを越える13.72万ドル(1455万円)で決着がつき、スープラとして最高額となった。
後期型の初代NSX
アメリアアイランド・オークションには、スープラのほかにジャパニーズ・スーパーカーの代表格といえる初代ホンダNSXのアメリカ向け輸出仕様であるアキュラNSX-Tが用意された。
このNSXはヘッドランプが固定式となった後期型。その最終生産分となる2004年モデルのベースグレードで、タルガトップのタイプTである。
注目したいのは人気の6速マニュアル・ギアボックス、そしてシルバーストーン・メタリックと名付けられたシルバーの外装色にオニキス・ブラックのインテリアという通好みの仕様。
なんといっても最大のセールス・ポイントは、走行8898マイル(1万4237km)という低走行車なこと。さらに、フルオリジナルの素晴らしいコンディションが保たれている。
1722万円で落札
日本の中古車マーケットでも、初代NSXの後期型はノーマル・グレードであっても1000万円超えのプライスタグが付けられている。
今回のオークションでカタログに記されていた予想落札額は、12~15万ドル(1272~1590万円)だった。しかし入札が始まると熱い競り合いとなり、予想額を大きく超える結果に。
最終的に16.24万ドル(1722万円)という過去最高額で落札されたのだ。
NSXの前期型は世界的に見ても安目の額で落札されているが、希少な後期型で、好条件が揃ったことからここまで上がったといえよう。
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