ゴーン逮捕も記憶に新しいけど……70年代には社内に「ふたりの天皇」が存在!! 日産「お家騒動」の歴史

　周囲が「最近、うまくいってるな……」と思った頃に、必ず何かが起きる日産。それはもはや「社風」レベルかも!?　カルロス・ゴーン元会長の逮捕以前から色々とあった日産のお家騒動について振り返る。

※本稿は2023年7月のものです
文／佃 義夫、写真／ベストカー編集部、日産自動車
初出：『ベストカー』2023年8月26日号

■お家騒動は日産の伝統!?

お家騒動の筆頭は、やはりゴーンの逮捕、逃亡だろう。今も未解決（写真は2010年4月のダイムラーとの提携式のもよう）

　「お家騒動は、日産の伝統なんだよ」。

Comments

今後は日本人同士で内ゲバ繰り返すんだろうね
つーか、ゴーン氏が居る時に良い思いした連中も多いだろうに

元々旧財閥系で国との距離が近い、そして創業者一族が抜けた会社だからうまく立ち回ればサラリーマンから社長に、ゆくゆくは国政へ！と成り上がりを夢見る権力欲の権化みたいな人がどんどん集まる。そして政府が絶対に守ってくれるという安心感があるから、どんなに赤字を垂れ流しても他社の様な危機感も生まれない。

同じ様な性格の米GMがやっぱり同じ様に権力抗争に明け暮れ続け、倒産後も政府に借金をチャラにしてもらって復活。今でも昔の社内政治争いを続けているのをみると暗澹とした気持ちになる。