現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 全長5mのプレミアム電動セダン! アウディ「A6 e-tronコンセプト」上海ショーで登場

ここから本文です

全長5mのプレミアム電動セダン! アウディ「A6 e-tronコンセプト」上海ショーで登場

掲載 更新 2
全長5mのプレミアム電動セダン! アウディ「A6 e-tronコンセプト」上海ショーで登場

■全長4960mmのプレミアム電動セダンコンセプトモデル

 独アウディは2021年4月19日、中国・上海で開催されている上海モーターショー2021において、「A6 e-tronコンセプト」を発表した。

ちょいワルオヤジに乗って欲しい! シブくてナウい国産セダン3選

 A6は、1968年から1994年までは「Audi 100」という名称で販売され、現在にいたるまで世界最大の量販セグメントのひとつにおけるアウディを代表するクルマだ。A6は、最初にセダンとアバントが発売され、その後、オールロード、スポーツバック(A7スポーツバック)を追加し、モデルラインナップを拡充してきた歴史がある。

 またA6はその歴史のなかで、早い段階から電動ドライブシステムを搭載してきた。2011年には、フルハイブリッドバージョンが発売され、2019年にはプラグインハイブリッドドライブを備え、電動モードで91km(WLTPモード)の航続距離を誇る現行モデル「A6 TFSIe」が登場した。

 今回上海モーターショーで発表されたA6 e-tronコンセプトは、このA6 TFSIeとは異なり、アウディ主導で開発してきたプラットフォーム「PPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)」をベースにした純粋な電気自動車(EV)だ。

 単なるデザインスタディではなく、このスタイルはアウディの未来の量産モデルがどのような姿になるのかを提示しており、アウディが提供するラグジュアリークラスのEVが、いかにダイナミックでエレガントなスタイルになるのかを示している。

 PPEテクノロジーを採用することにより、ファーストカーとしての実用性を備えながらダイナミックなドライビングをおこなうことが可能になっている。A6 e-tronは将来的に700kmを超える航続距離を実現し(WLTPモード)、もっともパワフルなモデルは0-100km/h加速を4秒未満というパフォーマンスを誇るという。ちなみに前後2基の電気モーターが搭載されるクワトロ(4WD)モデルで、トータル最高出力は350kW(約475ps)、最大トルク800Nmを発生する。

 A6 e-tronコンセプトは全長4960mm×全幅1960mm×全高1440mmというボディサイズで、現行「A6/A7シリーズ」とほぼ同等だ。

 エアロダイナミクスも極められ、空気抵抗係数(Cd値)は0.22と、大型セグメントに属するEVとしては優れた数値を誇る。これにより電力消費量を削減し、航続距離を伸ばすことが可能になっている。アッパーリアエンドは、空気の流れを切り裂くようなデザインが採用され、下部セクションでは、大型リアディフューザーのエアアウトレットが、スポイラーエリアと統合されている。これにより、乱流を低減しながら、車両の下のエアを導くことで空気抵抗(= Cd値)が低減し、リフトが最小化される。

 PPEはEV専用に設計されているため、この技術のメリットを最大限に活用することが可能だ。A6 e-tronコンセプト、および将来登場するPPEをベースにした車両の重要な特徴は、前後アクスル間に搭載された容量約100kWhのバッテリーで、車両ベース全体を有効に活用することで、フラットなバッテリーレイアウトを実現できる。

 また、PPEのバッテリーサイズとホイールベースは柔軟に変更が可能なため、さまざまなセグメントの車両に採用することができるという。長いホイールベースにより、室内空間は広々とすることが可能で、さらにドライブシャフトトンネルを必要としないため、内燃エンジン搭載車よりも広いスペースが生み出される。

 ドライブシャフトがなくても、PPEモデルはクワトロを選択することが可能。フロントおよびリアアクスルにそれぞれ1基の電気モーターを搭載したバージョンが用意され、電気モーターを制御することでオンデマンドの4輪駆動システムを実現する。さらにe-tronファミリーにはベースバージョンも用意され、1基の電気モーターがリアアクスルに搭載される。

 PPE車両は、グローバルに提供されるように設計されており、すべてのブランドの主要な市場で展開される。アウディは、ヨーロッパの製造拠点と同社最大の単一市場である中国の両方で、これらの車両を生産する予定で、この目的のため、中国・長春に新しい工場が建設されており、2025年までには、PPEテクノロジーを搭載したアウディの電気自動車が生産される予定だ。この工場は、アウディとその合弁パートナーであるVAW-Volkswagen(一汽大衆)が共同で運営している。

こんな記事も読まれています

トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
くるまのニュース
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
フォーミュラEの改良型マシン『GEN3 EVO』が初公開。4輪駆動化と超高速充電対応で2025年デビュー
AUTOSPORT web
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
フォルクスワーゲンが次世代大型電動SUV『ID.CODE』を発表
レスポンス
最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
最近、スズキのデザインが尖ってきたワケ「キーワードはGSX-R DNAとプラットフォーム」
モーサイ
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
鉄道はあれど重い荷物にはバスのほうがラクだが……運休!? 空港行きの高速バスで2024年問題を痛感した!
WEB CARTOP
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
全長5m超えのトヨタ「大型バン」登場! 斬新“観音ドア&縦4灯テール”採用!? 特許庁が「新ハイエース」公表、反響は?
くるまのニュース
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
これ全部ベスパ!? 1万5000台による大パレードが行われたベスパワールドデイズ2024
バイクのニュース
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
[カーオーディオ 逸品探究]実力ブランド「モレル」の最新ハイエンド機『イレイト カーボン』の魅力に迫る!
レスポンス
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
7代目フォルクスワーゲン パサートは中身の濃い変更が行われていた【10年ひと昔の新車】
Webモーターマガジン
決算期3月は乗用車全セグメントで前年実績割れ!SUVマーケットはどうなっている?(24年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
決算期3月は乗用車全セグメントで前年実績割れ!SUVマーケットはどうなっている?(24年3月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
カー・アンド・ドライバー
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
くるまのニュース
グーグルマップの“2台使い”が最適解!? GWの高速道路で大渋滞!「そのまま乗り続けるか次のICで降りるべきか」問題をどう乗り切る?
グーグルマップの“2台使い”が最適解!? GWの高速道路で大渋滞!「そのまま乗り続けるか次のICで降りるべきか」問題をどう乗り切る?
VAGUE
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
くるまのニュース
うおおおお!!  マツダ6の後継が中国で爆誕!?  新型セダン[EZ6]超絶カッコいいやん!!  丸テールに内装もハンパない【北京ショー】
うおおおお!!  マツダ6の後継が中国で爆誕!?  新型セダン[EZ6]超絶カッコいいやん!!  丸テールに内装もハンパない【北京ショー】
ベストカーWeb
FIAスライエム会長が批判にコメント「世論の法廷で有罪判決を受けたかのよう」会員からの支持も強調
FIAスライエム会長が批判にコメント「世論の法廷で有罪判決を受けたかのよう」会員からの支持も強調
AUTOSPORT web
レッドブル育成ハジャルが3日目最速。宮田莉朋は午後3番手/FIA F2バルセロナテスト最終日
レッドブル育成ハジャルが3日目最速。宮田莉朋は午後3番手/FIA F2バルセロナテスト最終日
AUTOSPORT web
ついに[レガシィ]の名が消える…… 2025年春にメイン市場の北米で生産終了! でもアウトバックは生き残る!
ついに[レガシィ]の名が消える…… 2025年春にメイン市場の北米で生産終了! でもアウトバックは生き残る!
ベストカーWeb
スズキ「アヴェニス125」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
スズキ「アヴェニス125」【1分で読める 国内メーカーのバイク紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ

みんなのコメント

2件
  • メルセデスベンツ・BMW・アウディ・レクサス
    と、EVが出揃った訳ですね。
  • evなのにエンジン車みたいなフロントグリルだ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村