■スライドドア車の選択で迷ったらまずこの3台をチェック!
家族が増えると「スライドドアのクルマがイイ」という声が一般的です。
スライドドア車はなぜファミリー層に好まれるのでしょうか。
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子どもたちをクルマに乗せるには、2000年4月から義務化されたチャイルドシートやジュニアシートが必須です。
大人の体形を想定し設計された通常のシートベルトでは、万が一の際に身体の小さな子どもを安全に拘束することができないからです。
チャイルドシートなどは後席に設置するのが一般的ですが、とくに幼児の場合は大人が乗せ降ろしを手助けしないといけません。
その際、ドアの開口部が広いスライドドア車は動きやすく都合がよいのです。
もちろん通常のヒンジドア車でも乗せ降ろしは可能です。しかし狭い駐車場でとなりにもクルマが並んでいるような場合に、ドアを大きく開けづらいことがあります。
車体に沿って開くスライドドア車ならスペース確保の心配もなく、ストレスなく普段づかいできるというワケです。
今回はそんなファミリー層から支持を集める人気のスライドドア車 3選をお届けします。
●日本一売れてる安心感! ホンダ「N-BOX」
2021年度(2021年4月から2022年3月)に日本でもっとも売れた乗用車は、軽スーパーハイトワゴンのホンダ「N-BOX」です。
1年間の累計販売台数は19万1534台ですから、月平均で約1万5900台以上の新車のN-BOXが全国で納車されていることになります。
人気の秘密は多々ありますが、軽のイメージをくつがえす広大な室内空間と、便利なスライドドアを組み合わせた利便性の高さは、ユーザーにとっても大きな選択理由のひとつとなっているでしょう。
動力性能も必要にして十分。シンプルなデザインも老若男女から愛されており、当分はN-BOXの独り勝ちが続きそうです。
●足元にステップまで出てくる親切さ! トヨタ「ノア/ヴォクシー」
両親同伴で食事に出かけたり、習い事や町内の集まりでご近所の家族を載せたりと、子どもができるとなにかと多人数乗車する機会が増えてきます。
そんな家族の相棒として、3列シートのミニバンはとても有効です。なかでも代表格といえる存在が、2022年1月にモデルチェンジしたトヨタの新型「ノア/ヴォクシー」です。
新型では、電動スライドドアの開閉に連動して足元に踏み板が現れる「ユニバーサルステップ」が備わります。
ユニバーサルステップは地上200mmの高さに位置し、小さな子どもやお年寄りの乗り降りを手助けしてくれるので、新型ノア/ヴォクシーを買うなら必須のアイテムといえるでしょう。
また最新の車両センサーを活用し、スライドドアを開けるタイミングで後方から車両や自転車などが近づいた場合、注意喚起やドアオープンをキャンセルさせる「安心降車アシスト(ドアオープン制御付)」が備わる点も大きな魅力です。
●軽より大きくミニバンより小さい絶妙サイズ! スズキ「ソリオ」
スズキ「ソリオ」は、1.2リッター直列4気筒エンジンを搭載するコンパクトハイトワゴンです。
2010年登場の2代目から後席左右にスライドドアを採用し、2020年末に登場した現行型で4代目となります。
ミニバンほどの大きなサイズや乗車定員は不要でも、軽ではちょっと物足りない…そう感じるユーザーが少なくないようで、根強い支持を集めています。
歴代同様、全長3790mmという非常に小さなサイズを継承し取り回しの良さは維持しながら、後席の空間を拡大。
先進運転支援機能の充実やマイルドハイブリッド搭載による低燃費化など、全方位で進化しています。
※ ※ ※
ミニバンでスライドドア車の良さを実感したファミリーユーザーは、子供たちが巣立ったあとも、N-BOXやソリオといった軽や小型車のスライドドア車に乗り換えるといいます。
子どもを乗せ降ろす機会がなくても、日常の用途でその便利さを実感することが多々あるからです。
電動で開閉するスライドドアなら、リモコンキーやドアノブでの操作で力をかけずに作動します。たとえば買い物の際、手荷物をスマートに後席に載せることができるのです。
今後ミニバン卒業組のファミリーユーザーが増えれば、N-BOXやソリオといった小型スライドドア車の需要もさらに増えていくかもしれません。
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