現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > MotoGPカタルニアGP決勝:ロレンソがポール・トゥ・ウィンで2連勝! 中上は無念の接触リタイア

ここから本文です

MotoGPカタルニアGP決勝:ロレンソがポール・トゥ・ウィンで2連勝! 中上は無念の接触リタイア

掲載 更新
MotoGPカタルニアGP決勝:ロレンソがポール・トゥ・ウィンで2連勝! 中上は無念の接触リタイア

 MotoGP第7戦カタルニアGPの決勝が行われ、ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)がポール・トゥ・ウィンを飾り、前戦に続く連勝で今シーズン2勝目を記録。これでランキングでは7位に浮上した。

 レース前に行われたウォームアップ走行では、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が速度を落としてレーシングライン上を走行した際にホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)を妨害したとして、3グリッド降格ペナルティを科され、19番グリッドからのスタートとなった。

カタルニア予選:ロレンソがドゥカティ初PP! 中上ベストタイ12番手

 気温27度、気温46度で行われた決勝レース。2番手スタートのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)がホールショットを奪い、5番手スタートのアンドレア・イアンノーネ(スズキ)が2番手に浮上。ロレンソは3番手でターン1に向かった。

 イアンノーネがマルケスに仕掛けるも、マルケスがポジションを守る。少しワイドになってしまったイアンノーネはロレンソにもかわされ3番手にポジションを落とし、その後はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)にも先行を許した。6番手には、11番手スタートのダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)がつけた。中上貴晶(LCRホンダ)は16番手でオープニングラップを終えた。

 ロレンソは2周目に首位を奪い返したが、背後にはぴったりとマルケスがつけている。4番手のロッシまでがひとつの集団となっており、そこから少し離れて5番手のペドロサ、ダニーロ・ペトルッチ(プラマック)、さらに7番手のイアンノーネを先頭とする集団が出来上がっていった。

 このレースでは序盤から転倒が相次いでおり、7周目までにKTMのミカ・カリオやスズキのシルバン・ギュントーリ(ともにワイルドカード参戦)、トーマス・ルティ(マルクVDS)、アレイシ・エスパルガロらが続々とリタイアとなった。

 前後にハードタイヤを履いているマルケスは、ファステストラップをマークしながらロレンソを追いかけていたが、レースの折り返しを迎える頃にはソフトタイヤを履くロレンソとの差が少し開き始めた。

 ウォームアップでもトップタイムを残していたドヴィツィオーゾは、トップ2台を着実に追い上げてていたが、9周目のターン5で転倒。好調だっただけに悔やまれるリタイアとなってしまった。

 これにより、ドヴィツィオーゾの後ろを走っていたロッシが3番手に、そこから2秒以上離れたところでペドロサが4番手までポジションを上げた。

 そのペドロサの背後にはカル・クラッチロー(LCRホンダ)が迫り、前を狙うかというシーンも見られた。クラッチローはペドロサに仕掛けた際に走行ラインよりもワイドになってしまい、ペトルッチにパスされたが、すぐにポジションを戻していた。

 レース後半を迎た15周目、なんと中上が転倒してしまう。前を走るブラッドリー・スミス(KTM)と接触。自己ベストタイのグリッドからスタートしていただけに、悔しいリタイアとなってしまった。

 残り周回数も10周を切り、ペドロサとクラッチローの激しい3番手争いが続く。クラッチローは何度もペドロサに仕掛けていくが、ペドロサはバイクを滑らせながらもポジションを守っていた。しかし最終的には18周目にクラッチローがターン4で3番手に浮上した。

 19周目、ティト・ラバト(アビンティア)がスタート/フィニッシュラインからターン1にかけてエンジンブローを起こしてしまい、バイクが炎上してしまった。すぐにオイルが撒かれていることを表すフラッグが振られたものの、レースはそのまま続行された。

 ロレンソは首位に立ってからコンスタントに1分40秒台のタイムで周回を重ね、徐々にマルケスとの差を開き、その後は一度もポジションを譲ることなくポール・トゥ・ウィンで今シーズン2勝目を飾った。ドゥカティでの初のポール・トゥ・ウィンで、前戦イタリアGPに続く連勝を飾った。

 マルケスは序盤こそファステストラップを記録する猛追を見せたが、ロレンソを捉えることはできず2位でレースを終えた。その後ろ、単独で3番手を走行していたロッシが3戦連続で3位に入賞した。

 10番手スタートのクラッチローが4位に、ペドロサは5位という結果に。スタートでポジションを落としたマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)は6位だった。

 7番手以下ヨハン・ザルコ(テック3・ヤマハ)、ペトルッチ、アルバロ・バウティスタ(アンヘル・ニエト)、イアンノーネという顔ぶれのトップ10に。以下ポル・エスパルガロ(KTM)、スコット・レディング(アプリリア)、カレル・アブラハム(アンヘル・ニエト)、モルビデリまでの14台が入賞。今回のレースは転倒によるリタイアも多く、合計11台がリタイアというサバイバルレースとなった。

こんな記事も読まれています

合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
合法カスタムでも「デコトラ」では仕事ができない現代! デコトラ野郎たちは「マイトラック」で楽しんでいる
WEB CARTOP
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
盗難車犯罪の温床「違法ヤード」 解体された自動車が海外輸出される残酷現実、規制強化で本当に防げるのか
Merkmal
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
知的なアスリート──新型マセラティ グラントゥーリズモ試乗記
GQ JAPAN
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
2年目は女子クラスも新設! 大学自動車部が大手メーカーのサポートで闘う「フォーミュラジムカーナ2024」が開幕!!
WEB CARTOP
[VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
[VW ゴルフ 50周年]重量増加スパイラルに逆行した第7世代
レスポンス
3億円超のアルファ・ロメオの入手方法──新型33ストラダーレに迫る!
3億円超のアルファ・ロメオの入手方法──新型33ストラダーレに迫る!
GQ JAPAN
フェルスタッペン2位「今日のノリスは飛ぶように速かった」グリップに苦しみマシンにダメージも:レッドブル/F1第6戦
フェルスタッペン2位「今日のノリスは飛ぶように速かった」グリップに苦しみマシンにダメージも:レッドブル/F1第6戦
AUTOSPORT web
最高出力800PS、最大トルクは950Nm!ランボルギーニが初のプラグインハイブリッドSUV「ウルス SE」を発表
最高出力800PS、最大トルクは950Nm!ランボルギーニが初のプラグインハイブリッドSUV「ウルス SE」を発表
@DIME
【角田裕毅F1第6戦分析】“ベストなレースタイム戦略”で7位。メルセデスも寄せ付けない走りをHRC折原GMも高く評価
【角田裕毅F1第6戦分析】“ベストなレースタイム戦略”で7位。メルセデスも寄せ付けない走りをHRC折原GMも高く評価
AUTOSPORT web
後ろからドン!はずみでドン!ドン!「玉突き事故」は誰がどう悪くなるのか
後ろからドン!はずみでドン!ドン!「玉突き事故」は誰がどう悪くなるのか
乗りものニュース
レクサスLBXに「強敵」登場!? “アルファロメオ最小のSUV”新型「ジュニア」で判明している真実とは? 「ミト後継車種」の気になる実力
レクサスLBXに「強敵」登場!? “アルファロメオ最小のSUV”新型「ジュニア」で判明している真実とは? 「ミト後継車種」の気になる実力
VAGUE
ツバメインダストリが搭乗型ロボット『アーカックス』を展示…SusHi Tech Tokyo 2024で予定
ツバメインダストリが搭乗型ロボット『アーカックス』を展示…SusHi Tech Tokyo 2024で予定
レスポンス
ホンダ「ドリーム号」第2世代は精密メカのオーバーヘッドカムシャフトを搭載
ホンダ「ドリーム号」第2世代は精密メカのオーバーヘッドカムシャフトを搭載
バイクのニュース
【このメルセデス500SECなんぼ?】今やチューニングカルト的存在 40年前のケーニッヒワイドボディ500SECの価格は?
【このメルセデス500SECなんぼ?】今やチューニングカルト的存在 40年前のケーニッヒワイドボディ500SECの価格は?
AutoBild Japan
レッドブル、フェルスタッペンのマシンに”大きなダメージがあった”と説明。しかし本人は気付かず?「僕としては変わった感じはしなかったけど……」
レッドブル、フェルスタッペンのマシンに”大きなダメージがあった”と説明。しかし本人は気付かず?「僕としては変わった感じはしなかったけど……」
motorsport.com 日本版
初代レオーネクーペや4WDのエステートバンなど…2024年春季スバルレオーネオーナーズクラブ渡良瀬ミーティング
初代レオーネクーペや4WDのエステートバンなど…2024年春季スバルレオーネオーナーズクラブ渡良瀬ミーティング
レスポンス
レイズの新世代スポーツホイール「NE24」に「ストロボデザインデカール」を配したモデルが登場
レイズの新世代スポーツホイール「NE24」に「ストロボデザインデカール」を配したモデルが登場
Auto Messe Web
癒やしの輸入車ツーリング旅は[ディーゼル+マイルドハイブリッド]上質なオールラウンダーで
癒やしの輸入車ツーリング旅は[ディーゼル+マイルドハイブリッド]上質なオールラウンダーで
グーネット

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村