■2.4リッター水平対向ターボを搭載したスポーツワゴン
スバルの北米法人は、2021年9月10日に新型「WRX」を世界初公開。スバルの最新スポーツセダンとして、その攻撃的なスタイリングも含め大いに話題を集めました。
【画像】世界初公開されたスバル新型「WRXスポーツワゴン」がカッコいい! スポーティな外観を画像で見る(35枚)
その後2021年10月14日に、新型WRXのステーションワゴン版となる新型「WRXスポーツワゴン」がオーストラリアで公開されました。いったい、どのような位置づけのモデルなのでしょうか。
WRXは、スバルが世界ラリー選手権に参戦する目的で開発し、1992年に初代モデルが発売された「インプレッサWRX」をルーツにもつモデルです。
2014年にインプレッサシリーズから独立し、2021年に公開されたモデルでWRXとしては2代目となります。
そんななか、スバルのオーストラリア法人が公開した新型WRXスポーツワゴンは、日本で販売される2代目「レヴォーグ」のオーストラリア仕様に相当するモデルです。
オーストラリアではレヴォーグの初代モデルが販売されていた実績があるので、現地ではフルモデルチェンジに伴ってレヴォーグからWRXスポーツワゴンへ車種名が変更されたことになります。
ただし、新型WRXスポーツワゴンに搭載されるエンジンは高出力な2.4リッター水平対向ターボを採用。これは新型WRX(セダン)と共通するポイントとなります。
組み合わされるトランスミッションは、新型WRXスポーツワゴンでは8速パドルシフト付きスバルパフォーマンストランスミッションを採用。
シフトアップ時の変速スピードが約30%、シフトダウン時の変速スピードが約50%高速化しているほか、よりアグレッシブな変速ロジックの採用により、さらにスポーティな走りを実現したということです。
なお、新型WRX(セダン)では8速パドルシフト付きスバルパフォーマンストランスミッションのほかに6速MTも設定されました。
駆動方式は、新型WRXスポーツワゴン・新型WRX(セダン)どちらもシンメトリカルAWD(全輪駆動)が採用されています。
スバルのオーストラリア法人は、新型WRXスポーツワゴン・新型WRX(セダン)の現地での販売開始時期について、2022年の第2四半期を予定しています。
インプレッサWRX時代に、日本市場でも「インプレッサWRXスポーツワゴン」が存在しました。その後、ステーションワゴン版WRXの最新モデルがオーストラリアで披露されたかたちとなり、注目が集まっています。
それではここでクイズです。
かつて初代インプレッサWRXスポーツワゴンの派生車種として、最低地上高を上げてRV風に仕立てられたモデルが存在しました。そのクロスオーバーモデルのサブネームは、次のうちどれでしょうか。
【1】カサブランカ
【2】グラベルEX
【3】リミックス
【4】クロスオーバー
※ ※ ※
正解は【2】の「グラベルEX」です。
1995年に発売された「インプレッサ グラベルEX」は、専用サスペンションの採用で最低地上高が185mmまで高められたほか、フロントにグリルガード、リアゲートには背面スペアタイヤキャリアを備えるなど、クロスオーバーテイストに仕立てられたモデルとして登場しました。
いまでいうSUV風モデルになるものの、搭載されるエンジンはインプレッサWRX譲りの2リッター水平対向ターボ(最高出力260馬力)で、高い動力性能も特徴だったということです。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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みんなのコメント
日本車メーカーがポルシェと肩を並べるって凄いことだと思う
日本人として誇らしい
9月1000台ほどしか売れなかったし、上半期で1万台にも達していない