F1第3戦オーストラリアGPは2度セーフティカーが出動したが、多くのドライバーはハードタイヤの温度を維持するのに苦労していた。これを受けてレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、アストンマーチンのセーフティカーは「まるで亀だ」と揶揄した。
アストンマーチンとメルセデスは、昨年からオフィシャル・コースカーの提供を分担。セーフティカーも、レースによっていずれかのマシンが使われることになっている。
■メルセデス、F1用セーフティカーとメディカルカーをアップデート「これまででもっともパワフルな車両」
今季の開幕戦バーレーンGPとサウジアラビアGPでは、真っ赤にカラーリングされたメルセデスAMG GTブラックシリーズがセーフティカーを担当した。メルセデスが提供するセーフティカーとメディカルカーは今季アップデートされており、メルセデスのセーフティカーは730bhpの出力を誇る。
一方、アストンマーチンは4.0LツインターボV8ヴァンテージを供給しているが、その出力は528bhpと、メルセデスと比べると大きく見劣りする。ラップタイムの面でも、1周5秒程度の差が生まれると考えられている。
最終的にリタイアに終わったものの、2度のリスタートをシャルル・ルクレール(フェラーリ)に次ぐ2番手で迎えたフェルスタッペンは、アストンマーチンのセーフティカーが「まるで亀だった」と批判。タイヤを十分に温めた状態でリスタートをすることを妨げていたと語った。
「グリップはとても少なかったし、セーフティカーもゆっくり走っていて、まるで亀のようだった。信じられないよ」
そうフェルスタッペンは嘆いた。
「ダメージを受けているクルマもないのに、バックストレートを時速140kmで走るなんて。なぜあんなにゆっくり走らなければならないのか理解できないよ。調査する必要がある」
「間違いなく、メルセデスのセーフティカーの方が速い。エアロパーツも追加されているしね。このアストンマーチンは本当に遅いんだ。もっとグリップが必要なのに、タイヤが冷え切っているんだ」
「セーフティカーの後ろでのドライビングはかなり酷いよ」
ルクレールもフェルスタッペンの意見に同意しつつ、セーフティカードライバーのベルント・マイランダーが速く走るために懸命に努力していることを目の当たりにしていたため、無線で文句を言いたくなかったのだという。
「正直に言って、クルマの中ではいつも(セーフティカーは)遅いと感じている。なぜならF1マシンのグリップはとても高いからね。特に僕らが履いていたコンパウンドがハードだったから、難しかった」
「タイヤに熱を入れるのにかなり苦労していたし、苦しかった。正直文句を言いたかったけど、セーフティカーがコーナーでどれだけスライドしているかを確認したら、これ以上は無理だと思ったので、あまりプレッシャーをかけたくなかったんだ」
「間違いなく今のクルマだと、セーフティカーの後ろでタイヤの温度を保つのはとても難しい」
3位となったメルセデスのジョージ・ラッセルは、F1を走る同じメルセデスの”仲間”を持ち上げ、アストンマーチンのセーフティカーの性能不足を示唆した。
「メルセデスAMGのセーフティカーには問題はないんだけど……!」
「真面目な話、メルセデスAMGはアストンマーチンのセーフティカーより5秒は速いんだ。それってかなり大きいよね」
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