スーパー耐久のST-2クラスに参戦するSPOON リジカラ CIVIC。前戦の鈴鹿では他車との接触で5位フィニッシュなど、これまで速さを見せながらもなかなか結果がついて来ていない。第6戦の岡山では果たしてどうなるのか!!
文/写真・ピストン西沢
悔しいトラブルでトップから脱落……速さはあるSPOON リジカラ CIVIC!! スーパー耐久第6戦はどうなった!?
■速さはあるSPOON リジカラ CIVIC!!
これまで速さを見せながらもトラブルがありなかなか結果がついて来ていなかったSPOON リジカラ CIVIC
みなさん、こんにちは。走るdjピストン西沢です。今年参戦しているスーパー耐久も早いもので残すところあと2戦。ここまでのところデビュー戦の第1戦「菅生」はST-2クラス第3位。燃費作戦で優勝を狙いに行った第2戦「富士」はミッショントラブルでリタイア。
第3戦「オートポリス」はトップを快走しながら、FCYのタイミングに泣かされ、ST-2クラス4位。第5戦「鈴鹿」もトップを走っていて、前に割り込んできたGT3車両が失速し、追突からインタークーラーを破損してST-2クラス5位フィニッシュ。
ということで、結果は出ていないものの、何もなければ勝てるスピードは手に入れるところまで来た「SPOON リジカラ CIVIC」。そしてやってきたのが岡山!…10月26日(土)~27日(日)に行われた岡山国際サーキットでの第6戦です。
ここはアップダウンや中低速のコーナーからのスピードのノリが必要な3.703kmのコースで、正直4輪駆動勢の強さが想定されていました…が、レースウイーク木曜日から走り出した「SPOON リジカラ CIVIC」は、リファインしたダンパーやサスのセットではたすら決勝中のペースを追い求めます。
実力はここで出すつもりじゃない! 決勝を見てろよ!!
ENEOSスーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』の予選は、バンピーな路面とタイヤへの負担を考え、柔らかめにセットした脚回りが、ニュータイヤのグリップを使いきれず、ST-2クラス5番手という結果になりました。しかし、決勝のペースに自信があるので、自分たちの信念を貫き、動じず戦います。
決勝に焦点を当てたセットアップで上位を狙うが果たして結果は……
決勝は曇り空で、10月下旬ですがやや蒸し暑い天候となりました。13時30分にスタートした決勝レース。今回のレースを見越したセットアップを担当したDドライバーの三井優介がスタートを担当して、自分のセットアップしたクルマを操ります。
序盤に2位のポジションに上げた三井は、6号車ランサーエボリューションとクラストップ争いを展開。約1時間15分で6号車が先にピットイン。95号車はその5分後にピットインして次の山田英二に交代しました。
確実なピットワークで6号車の前にコース復帰すると、クラストップで中盤に突入! 誰もが勝利を意識しだしたその瞬間、ストレートエンドでブレーキのオーバーヒートにより、止まり切れずコースオフ。
経験豊富な山田選手の機転でクラッシュこそ免れましたが、一度ピットインして関係パーツを交換するも再び同様のトラブルが再発。もう一度ピットに戻り修復作業を続けますが時間いっぱいとなり、そのままレース終了を迎えています。
チーム監督の原剛は、「岡山国際サーキットは、もてぎに次ぐブレーキに厳しいコースで、ハードブレーキから冷却する場所がないのが特徴です。木曜日の走り出しからブレーキ温度はかなり高く、対策はしたのですが、残念です。
我々にとっては、今年久々のレース復帰であり、新車での一年目ですが、これらのトラブルを潰していかないと真に強いチームにはなれないので、頑張ります」とコメント。
ピストン西沢も乗れず、悔しい思いを次の最終富士スピードウェイに持っていき、必ずリベンジします。11月17日(日)にぜひ富士スピードウェイでお会いしましょう。
【画像ギャラリー】黄色×青色がカッコいい!! SPOON リジカラ CIVICをギャラリーでチェック(3枚)
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