ボルボ・カーズは2023年11月12日(現地時間)、電気自動車の新しいMPV(マルチパーパスビークル)となる「EM90」を発表した。
EM90はボルボ初の電動プレミアムMPVで、ボルボとしてはXC40リチャージ、C40リチャージ、EX90、EX30に続く電気自動車に位置。最先端のテクノロジーとスカンジナビアンデザインの内外装を採用し、高い安全性や環境性能、究極の快適性など、ボルボ車に期待されるすべてに加え、最高レベルのプレミアムな体験を提供するクルマとして開発された。
ボルボ初のコンパクト電動プレミアムSUV「EX30」が日本上陸
エクステリアは、MPVセグメントに新しいスタイルのスタンダードをもたらすことを目指してデザインする。フロント部は超高層ビルや最先端の没入型アートから着想を得てアレンジし、ひと目でボルボ車とわかる象徴的なトールハンマーLEDヘッドライトや、ボルボ車で初採用となるイルミネーション・ロゴを含むイルミネーション・フロントなどを配して、ハイテクで精巧さを感じさせるマスクを創出。一方でサイドビューは、3205mmのロングホイールベースを活かした伸びやかなフォルムに印象的なキャラクターライン、19インチまたは20インチの新造形エアロホイールなどを採用して、存在感あふれるプレミアムなルックスを実現する。リアドアには乗降性に優れるスライド式を導入した。そしてリアセクションは、ライトアップされたワードマークや近代的な都市のスカイラインからインスピレーションを得たLEDコンビネーションランプ、地平線を表現した中心部のメタルストリップなどを組み込んで、エレガントかつ先進的な後ろ姿を具現化する。ボディサイズは全長5206×全幅2024×全高1859mmに設定。ボディカラーは、自然と光の交わりをイメージした色調の4色をラインアップした。
インテリアについては、スカンジナビアの自然とアジアのアートの両方から着想を得て、モダンで洗練されたアレンジと自然界の美しさを高度に融合させてデザインする。コクピットは広がりのある水平基調のダッシュボードに、竹林から差し込む光線の美しさを映し出すバックライト付きバーチウッドデコパネルを配備。センター部には、オレフォス製クリスタルのギアシフターを組み込む。また、シート表皮の模様は霧に包まれた山々をイメージしてデザインした。一方、先進機構としては様々な情報を見やすく表示するメーターディスプレイや、15.4インチサイズのインフォテインメントスクリーン、5G接続を備えたデジタルエクスペリエンス音声アシスタントなどを採用。計21基のスピーカーで臨場感あふれるサウンドを奏でるBowers&Wilkinsオーディオシステムも装備した。
キャビン空間自体は、2列目にラウンジシートを配した2/2/2名乗りの3列式シートで構成。ラウンジシートにはベンチレーションやヒーター、マッサージといった各種機能を内蔵し、合わせて格納式テーブルやカップホルダーなどを装備する。サイドには空調などを調整できるスイッチ類を配備した。また、シートには高密度の制振層を含む厚さ120mmを超える7層構造のゼログラビティクッションを採用。さらに、ロングスライド機構を組み込んで3列目へのアクセスを向上させる。加えて、ルーフには後席乗員の頭上までを覆う大型パノラミックサンルーフを装着。オプションで後席用の高解像度15.6インチスクリーンも設定した。
パワートレインに関しては、最高出力200kWを発生するリアモーターに、総電力量116kWhのCATL製リチウムイオンバッテリーを搭載して後輪を駆動。0→100km/h加速は8.3秒でこなす。航続距離は中国CLTCサイクルで最大738kmを実現。充電については、急速充電器を使用して10%→80%までを30分未満で完遂するという。また、トップクラスの遮音性とロードノイズキャンセリング技術、デュアルチャンバーエアサスペンション、サイレントタイヤなどを採用して高い静粛性と快適性を成し遂げた。さらに、電動フラッグシップSUVのEX90と同様、双方向充電を可能にするために必要なハードウエアを装備。EM90のバッテリーを蓄電池として使用し、他のEVや電化製品への電力供給を可能とした。
先進安全運転支援システムの充実ぶりも見逃せない。高解像度カメラやサラウンドビューカメラ、ミリ波レーダー、超音波レーダーを備えた全方位センサーセットに最新のコンピューティング技術を組み合わせて、高度なセーフティ性能を実現する。また、ダブルAピラーを配してドライバーの前方サイドの広い視界を確保。さらに、駆動用バッテリーをスチールとアルミニウム材を使った強固な構造体で囲み、万が一の衝突の際もバッテリーを効果的に保護するよう設計した。
なお、EM90はまず2024年に中国市場で発売し、以後順次、市場を拡大していく予定。日本への導入に関しては、現在のところ正式なアナウンスはない。
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みんなのコメント
国産の様に威張ってなく内装もシンプルなのが
実にボルボらしい。人を大勢乗せるのに安全性に欠けるミニバンをボルボの技術でどこまでカバー出来てるか。
長距離移動で一番大切なのはシート。