カワサキは10月11日、スーパーバイク世界選手権(SBK)に出場しているカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKに、2020年からアレックス・ロウズが加入すると発表した。
イギリス人のロウズは、2013年ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB)でホンダのマシンを駆りチャンピオンを獲得したライダーだ。
SBK:ハスラムが1年限りでカワサキ離脱。絶対王者ジョナサン・レイは僚友を2年連続変更へ
SBKには、2011年にSBKデビューを果たし2014年からフル参戦を開始。2016年からはパタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチームに移籍し、2019年シーズンでヤマハYZF-R1を駆り4シーズン目を迎えた。今季は、第11戦フランスラウンド終了時点で7度表彰台にのぼり、ランキング3位につけている。
そんなロウズが、2019年限りでヤマハから離脱すること、レオン・ハスラムがカワサキを去ることは既に明かされていた。そして今回、ロウズが2020年からカワサキ・レーシングチーム・ワールドSBKに移籍することが発表された。
来シーズンはSBK5連覇の記録を打ちたてたジョナサン・レイのチームメイトになり、カワサキZX-10RRでSBKに参戦する。
チームマネージャーを務めるギム・ロダは、「KRTは、ペースが速くて優れた経験を持つ27歳のライダーを歓迎する。私たちの目標は、ロウズを『磨き』、タイトル候補者にすることだ」とコメント。
「そして、彼には長いキャリアがある。彼はここ数年いいスキルを見せ、可能性がそこにはある。私たちは、彼がベストを発揮できるように手助けするため、KRTですべての手段を使う」
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