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ホンダの軽トラは4月生産終了! 2021年に「消える」車

掲載 更新 31
ホンダの軽トラは4月生産終了! 2021年に「消える」車

 すでにトヨタ、ホンダの名門車は生産終了が決定。今年消えゆく車は?

 2021年に生産が終了しそうなクルマは、トヨタを筆頭にホンダ、日産、マツダ、三菱自動車などがある。

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 このうちメーカーが正式に発表しているのは、トヨタがプレミオ、アリオン、プリウスα、ホンダが軽自動車のアクティトラックなどである。

 プレミオ、アリオン、プリウスαは今年3月の生産中止と発表しているが、販売店に問い合わせるとすでに2019年末で生産は終了し、購入がほとんどできない状況にある。

文/遠藤徹、写真/トヨタ、ホンダ、日産、三菱

【画像ギャラリー】本稿では掲載できなかった2021年生産終了濃厚車をみる

トヨタは3車種以外にもエスクァイアやヴェルファイアに消滅の可能性

 トヨタは、2025年までに2018年時点で約60車種あった国内向けモデルを半分の約30車種に削減することを明らかにし、以降機会あるごとに廃止モデルを増やしている。

 2021年に生産中止しそうなモデルは前述3車種のほか、ヴォクシー/エスクァイア、ヴェルファイア、カローラ・アクシオ、カローラ・フィールダーなどがある。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアは、2021年にフルモデルチェンジし、ノアに一本化。エスクァイアは消滅濃厚

 ノア/ヴォクシー/エスクァイアは、2021年末あたりにフルモデルチェンジする。この際にノアに1本化するので、ヴォクシー/エスクァイアはモデル廃止となる。

 現行3兄弟の中ではヴォクシーの売れ行きが最も多いので、フルモデルチェンジ後も残すべきとの販売店サイドの要望があるようだが、兄弟車については先に発売したモデルを残し、後に派生させたモデルは廃止とする基本的な考え方があるようだ。

 ただし、最も売れ行きの良いヴォクシーは、外観が若者受けのするデザインが受けているという状況もあるので、こうした仕立ては次期型の3ナンバーサイズであるエアロバージョンのフロントマスクで継続されるという手法でラインナップを構成するようである。

アルファードの販売は11月販売台数では1万109台(3位)と絶好調。対して、ヴェルファイアは1241台(41位)と大幅減少し、次期型では消滅の見込み

 アルファード/ヴェルファイアは、現行モデルでアルファードの売れ行きが絶好調でヴェルファイアは大幅な減少と明暗を分けている。

 こちらはアルファードに1本化し、ヴェルファイアを廃止することが濃厚になっている。世代交代するのは2022年中盤あたりのフルモデルチェンジが有力になっている。

 ただ、現行での両モデル極端な売れ行きの差が今後さらに鮮明になれば、フルモデルチェンジを待たずに2021年中にもヴェルファイアのモデル廃止が断行される可能性がある。

カローラアクシオ/カローラフィールダーは、法人への販売での需要があるため、生産継続されていた。しかし、2021年中にはモデル廃止する予定という

 カローラアクシオ/カローラフィールダーは、カローラが2019年9月17日にフルモデルチェンジし、3ナンバーサイズ化した時点で「5ナンバーのアクシオ/フィールダーは法人需要があるので1.5Lガソリンエンジン&ハイブリッドについて1年間に限定し、生産販売を継続させる」という方針だった。

 ところが実際は2021年1月現在でも引き続き販売している。1年延ばし2021年中にはモデル廃止を断行する見通しである。

 このほかSUVのC-HRは販売が半減状況にある。今夏に同クラスの新型カローラクロスが発売になればさらに売れ行きがダウンするのは必至であるから、これを機にモデル廃止に踏み切る可能性がある。

ホンダは軽トラ「アクティトラック」を4月に生産中止

長い歴史を持つホンダの軽トラ、アクティトラックの生産中止は4月。販売店へも通達済みだという

 ホンダは、商用車のアクティトラックの生産中止を4月に実施すると、すでに傘下販売店のホンダカーズ各社に伝えている。台あたり7万円程度の赤字が発生しており、これ以上耐えられないとの判断によるもの。

 商店街や農村地域での需要があり、ユーザーにとっては不可欠なわけだが、それでも断行を決断した。

 普通であれば他社からのOEM供給車でカバーしたいところで、ホンダはそれも検討したが、最終的にはOEM供給を受けないというポリシーがあり見送ったようである。

 このほか2020年にはシビックセダン、グレイス、N-BOXスラッシュなどを生産中止しており、乗用車はほぼ片が付いた状況にある。

このほか国産各社の消滅候補車は?

シルフィ生産終了につづき、2021年にはシーマとフーガが統合し廃止する可能性が出てきた

 日産は2020年にシルフィを廃止している。2021年はシーマをフーガに統合し名称は廃止する可能性がある。

 マーチはモデル廃止も視野に入れているが、現時点では新型ノートをe-POWER車に1本化したことで、ガソリンNA車の法人需要をカバーするニーズがあり、しばらく継続するものと思われる。

 マツダは、ベーシックコンパクトSUVであるCX-3が、CX-30の登場でモデル廃止も検討課題になったが、取り止めになり、1.5LガソリンNA車の追加設定でしばらく様子を見ることになったようである。

 ただSUVモデルは2Lのミディアムクラスを中心に複数の車種がひしめいて食い合いになっているので、今後車種整理が必要な状況にある。もしかしたら2021年中に廃止モデルが明らかになるかも知れない。

日産と三菱との共同開発している新型EVになり、2020年末に発売される可能性が高い。それにより、i-MiEVはモデル廃止になるだろう

 三菱自動車は、電気自動車のi-MiEVやミラージュの処遇がどうなるかが検討課題になっている。

 i-MiEVは日産と共同開発している軽自動車ベースの新型EVにバトンタッチする可能性がある。発売は今年末になる可能性が強い。i-MiEVの名称を使わないはずだから、こちらはモデル廃止となる。

 ミラージュはタイからの輸入モデルであり、マーチと統合され、新型リッターモデルに仕立てられる。したがって従来モデルは今年中にも生産中止になる見込みである。

【画像ギャラリー】本稿では掲載できなかった2021年生産終了濃厚車をみる

文:ベストカーWeb O
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THE EV TIMES

みんなのコメント

31件
  • ホンダも過去にはOEM車はありましたよ。
  • >プレミオ、アリオン、プリウスαは今年3月の生産中止と発表しているが、販売店に問い合わせるとすでに2019年末で生産は終了し、購入がほとんどできない状況にある。

    2020年の丸一年間は在庫販売しかしていなかっただと・・?
    ホンマですかコレ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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