全天候型充電設備は使い勝手良好
本来なら7月に済ますべき2年目の定期点検を、約3ヵ月遅れの10月に行った。遅れた理由は幾つかあり、多忙で1週間近くになる点検の時間がなかなか割けなかったことや、リコールの発表とそのパーツの到着が遅れたことなどが重なったためであった。
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前回のレポートでは丸2年間の報告を行ったが、その際の走行距離は3万4097kmであった。それから約半年が経過した現在の走行距離は4万3456kmで、約9300km増加している。この間のトピックスとしては、長野の昼神温泉を訪れた時、旅館にしては珍しく、かなりしっかりした充電設備があり、それを使用したことが挙げられる。
充電設備は、旅館本体からはかなり離れた別のパーキングにあった。写真のようにテラス風の作りの建物で同時に3台が充電可能であったが、現在は利用数が少ないので、中央の1基のみしか稼働していない状況であった。料金は1kWh当たり50円の設定で、設備の脇にあるメーターで使用した分だけをその都度計算して請求する仕組みである。私の場合は、41.12kWhを使用したので、2056円を支払った。このような充電設備は全天候型で使いやすいと思う。料金も妥当な範囲だ。
Pゼロの乗り味はタイカンにマッチ
タイカンのタイヤについては、2万362km走行時に新車時から装着のグッドイヤーを交換したが、その際は、在庫がグッドイヤーしか無く、止む無く2セット目も同じ銘柄となってしまった。グッドイヤーに問題があるわけではなく、寧ろ、良いフィーリングが最後まで残っていたので不満はなかったが、それから23094km走破した今回は、運良くピレリのPゼロの在庫があったので、定期点検時に交換することにした。
交換後、既に100km近く走っているが、Pゼロはグッドイヤーよりはやや硬めであるものの、逆にメリハリが効いたスポーティな走行フィーリングで、タイカンにマッチしてるように感じられる。これからワインディングで更に感触を試してみたいと思っている。
過去の私の経験からすると、この手の超幅広タイヤの場合、減りも早く、精々1万5000kmぐらいしかもたないという印象であったが、タイカンでは、今回もフロント4部山、リア3部山ほど残っていたので、無理すれば3万kmぐらいまでは持ちそうであった。EVは車重が重いのでタイヤにかかる負担も重く、当然、減りも多くなるのかと思ったが、実際には回生ブレーキを使用したりしているので、加減速時の負担が減っているのだろう。
このことはブレーキにも言え、今回の点検で、4万3000km余りも走っているのに、ブレーキパッドは交換どころか、殆ど減っていないという状況であった(フロント9mm、リア7mm)。ポルシェの定期点検でお馴染みの、大量のオイル交換とブレーキパッド(運が悪ければローターも)交換が無いのは、安上がりで本当に驚きだ。
車検費用は嬉しい誤算。平均電費も過去最高に
今回の点検では、インストルメントの再プログラミングの他、リコールでフロントアクスルのブレーキホース交換という作業があった。このタイカンは新車時からブレーキのタッチはいまいちカチッとしていなかったが、回生を伴うブレーキ・フィーリングで仕方ないのかと思っていた。しかし、リコール後はシャキッとして、普通のポルシェのフィーリングになった。
新車時から不満のあったエアコンについては、今回ようやく新しいヒーターユニットに交換となった。これで冬季でも快適に過ごせるだろう。この他、石はねでキズのできたフロントグラスのリペアや、ワイパーブレードの交換、助手席側ドアトリムの蓋の外れを直すなどの作業を行った。
掛かった費用は、12ヵ月法定点検(7万7000円)、タイヤ交換工賃(5万2800円)を含め、18万2655円であった。これまでの経験で30~40万円を予想していたため、嬉しい誤算であった。これで来年3月の車検までは、問題なくポルシェライフを楽しめるだろう。
この夏の暑さゆえか、満充電時の走行可能距離はかなり伸びた。7月から9月までの充電時で走行可能距離が400kmを超えたのは27回(2022年は21回、2023年は16回)に達し、最大可能走行距離も441kmを示した。平均電費も4.11km/hとなり、これまでで最高を記録している。バッテリーの劣化は今のところ殆ど認められない。
BEVは燃料費が安価であるのは分かっていたが、メインテナンス費用も安価であるという事実を実証したことが今回の定期点検での朗報であった。
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