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日産自動車の可変圧縮比エンジン「VC ターボ」が機械振興協会会長賞を受賞

世界初の可変圧縮比エンジン

日産自動車は、一般財団法人機械振興協会主催の「第54回機械振興賞」にて、世界初の量産型可変圧縮比エンジン「VC ターボ」の開発が「機械振興協会会長賞」を受賞したと発表した。

日産自動車の可変圧縮比エンジン「VC ターボ」が機械振興協会会長賞を受賞

「機械振興賞」は、機械産業における技術開発の促進を目的とし、優秀な研究開発及びその成果の実用化によって機械産業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関及び研究開発担当者を表彰するもの。

VC ターボは、日産自動車独自のクランク機構を用いて圧縮比を自在に切り替え可能にした、世界初の量産型可変圧縮比エンジン。このクランク機構によってエンジンの振動を抑制するとともに、従来エンジンでは振動抑制に必須だったバランスシャフトを不要にして、エンジン高を抑えつつ1本の偏心シャフトで全てのシリンダーが制御可能となる。

このように、高効率、高性能なVC ターボを世界で初めて量産型として開発したことが高く評価され、今回の「機械振興協会会長賞」の受賞につながった。

20年以上の開発期間を経て実現

日産自動車によって開発された可変圧縮比エンジン「VC ターボ」は、実に20年以上の開発期間を経て実現した2.0リッター直列4気筒。投入された可変圧縮比技術は、ピストン上死点の位置をシームレスに変化させることが可能で、圧縮比は8:1(ハイパフォーマンス)から14:1(高効率)の間で自在に変更することができる。

運転状況に応じてエンジンの制御ロジックは自動的に最適な圧縮比を選択し、燃料消費量と排出ガスの大幅な削減や騒音及び振動レベルの低減など多くのメリットをもつ。加えて既存のエンジンに比べ軽量かつコンパクトであることも特徴だ。VC ターボは現在、北米で展開している新型「アルティマ」や「インフィニティQX」に採用されている。

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