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「GR86+BRZ詳細」キーワードは「継承と進化」、新型の進化ポイントと2台の違いをズバリ紹介

掲載 更新 13
「GR86+BRZ詳細」キーワードは「継承と進化」、新型の進化ポイントと2台の違いをズバリ紹介

コンセプトは「継承と進化」。エモーショナルな造形に進化

 2ndモデルに進化したGR86/SUBARU・BRZは、従来と同じくトヨタとスバルの共同開発によって生まれた。開発コンセプトは「継承と進化」。9年の熟成によって完成形となった「1stモデルのバランスの良さ」をそのままに、新時代のスポーツカーとして全方位の「性能アップ」が行なわれた。

第2世代のSUBARU BRZがついに日本で正式発表。パワーユニットには新設計の2.4リットル水平対向4気筒エンジンを搭載

 スタイリングは力強い。「よりFRらしく」、「よりエモーショナル」な造形に仕上がっている。従来はトラディショナルな印象が強かったが、新型は令和時代のスポーツカーらしい先進性とクーペらしい躍動感がプラスされた。Aピラーからトランクまでのラインやドア周りに旧型の面影が残るが、全般的に新鮮な印象を受ける。

 2台の大きな違いはフロントマスク。GR86はGRブランド共通の「ファンクショナルマトリックスグリル」、BRZはスバル共通の「ヘキサゴングリル」を採用する。
インテリアは、水平基調のインパネと多機能型デジタルメーターを採用。機能性の高さと新世代スポーツらしいデジタルを上手に融合した。質感も高められ「大人のスペシャルティ」としての魅力も増している。デザインは2台共通。細部(カラーコーディネイトや加飾)の仕様違いにより各々のキャラクターをアピールしている。

新型はエンジンを2.4リッターに拡大。各部の設定は2台で異なる!

 2ndモデルで大きく進化したのがエンジンだ。2台はハイパワーを追求したスポーツカーではない。だが「もう少し力が欲しい」と言うユーザーの本音と、厳しさを増す環境/燃費規制への対応から、排気量を2リッターから2.4リッターにアップ。出力/トルクを旧型の207ps/212Nm(MT)から235ps/250Nmに引き上げた。自然吸気を継承したのは、レスポンス/自然なフィーリング/伸び感にこだわった結果だ。トランスミッションは6速MT/6速ATの二本立て。もちろんエンジン出力アップに合わせて最適化されている。

 シャシーもパワートレインの進化に合わせて大きくレベルアップした。基本構造こそ従来型を踏襲しているものの、スバルの次世代プラットフォーム「SGP」で採用された「インナーフレーム構造」と「構造用接着剤」を水平展開。車両重量アップを材料置換(アルミ化、スチールの薄肉化)により抑えながら、剛性を大きく向上した。重心高も従来比で5mm下げられ、低重心に一段と磨きをかけた。

 サスペンションはフロントがストラット、リアはダブルウィッシュボーンの組み合わせ。体幹を鍛えた車体に合わせてセットアップを刷新した。主要グレードのタイヤは従来比1インチアップの17/18インチを履く。17インチ(215/45R17)は旧型から継承されたミシュラン・プライマシーHP、18インチ(215/40R18)は86GR/BRZ・STIスポーツにも採用されたミシュラン・パイロットスポーツ4になる。

はっきりと異なる2台の味付け

 走りの味付けはGR86とBRZで異なる。開発初期はダンパー/EPS制御程度と変更部位は僅かだった。だが開発の最後の最後(通常ではありえないタイミング)でキャラクター分けを鮮明にした。バネ/ダンパー/スタビライザー/EPS制御のセットアップを変えるとともに、フロントナックル(GR86:スチール/BRZ:アルミ)やリアスタビライザー取り付け方法(GR86:サブフレーム/BRZ:ボディ直付け)、リアトレーリングアームブッシュも独自とした。さらにエンジンのECU制御も各々の別仕様となる。2台を乗り比べると“明確”な差が存在する。

 2ndモデルは安全性も改善された。従来型には未設定だった運転支援システムが採用され、ATモデルに「アイサイト」を標準装備。カメラの形状から推測するとバージョン3相当。現時点ではMTへの設定がないが、現在開発中、しかるべきタイミングで設定されるはずだ。

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みんなのコメント

13件
  • MTにはアイサイト無しでいいのでは?
    一気に価格が釣り上がるでしょう?
  • ちょうど車検だったし…買おうと思って…スバルに行ったら!1円も値引きしない!諸経費も値引きしない!納期もわからない!っと!チョー高飛車で!チョー強気!上から目線だったので!流石に!やめた!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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