ハイト系人気でラゲージが増量!? 車が部屋の広さを拡張!
リクルート自動車総研が行っている『中古車購入実態調査』において、購入後の車の使い方で「置ききれない荷物を一時的にストックしておく空間として使う」と答えた人の割合が、限定的とは言えますが、順調な増加傾向にあり、ここ6年で約1.5倍に伸びています。
質問どおりに受け取ると、家の中に荷物が置ききれずに車をストレージ代わりに使っているだけのように見えますが、例えば運転のときに履き替えるヒールのない靴を車に置いている、などと考えるともっと多くの人が該当しているでしょう。
私の場合は、釣り具やちょっとしたアウトドア用品、子供たちの汚れたとき用の着替えなどがラゲージには常備されています。
我が家はバンに乗っているため人も荷物も多く載せることができるので、余計なものまで置きっぱなしにしてしまうこともしばしばあります。
世の中を見渡せば、軽自動車はハイト系やスーパーハイト系が人気であったり、乗用車でもSUVなど背が高い車が人気であるように、車内の空間が広くなってきていることもストレージ化を手伝っていそうです。
ストレージ化にはデメリットも、リスクも考えて便利に活用を!
車がパーソナルな空間として、部屋のように使えることは大きなメリットです。また、所有ならではの良さとも言えるでしょう。公共交通機関で移動をする場合、そのとき使わないものを常に持って移動することは考えられないですからね。
ただし、常に荷物を積むことにはネガやリスクが潜むことも。
使わないものを積む=重量が増えますので、運動性能や燃費には悪影響を及ぼします。また、物が多く積まれるほどアクシデントの際などのメンテナンス性も下がります。そして、高価な物を放置する場合は車上荒らしや車両盗難などのリスクを上げることにもつながってしまいかねません。
便利だからといって、何もかも置きっぱなしにはしないよう、十分にお気をつけください!
文/西村泰宏、写真/尾形和美、篠原晃一、ホンダ、ダイハツリクルート自動車総研所長西村泰宏カーセンサー統括編集長 兼 リクルート自動車総研所長。自動車メディアを車好きだけでなく、車を購入するすべての人のエンターテインメントに変革すべく日々の仕事に従事している。
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