2024年のエッセン・モーターショーにおける主役の1台だった
ドイツのチューニングパーツメーカー、ACシュニッツァーは2024年11月30日、エッセン・モーターショーでBMW「M2」をベースにしたパトカーを公開しました。詳細をお伝えします。
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ACシュニッツァー製のパワーユニットを搭載
毎年開催されるエッセン・モーターショーのキャッチ・フレーズは、「TUNE IT! SAFE!」(安全にチューニングを)。そのために必要なのは最適化されたパフォーマンスとドライビング・プレジャーということになるのだが、同時に何よりも重視しなければならないのは安全性とホモロゲーション(法規)に従うこと。エッセン・モーターショーでは、イニシアティブ・ヴィークルがメジャー・チューナーによって製作され、全国的なキャンペーンとして安全なチューニングに注意を喚起し、同時にチューニングの可能性を示す活動が行われている。
2024年、イニシアティブ・ヴィークルを製作したのは、アーヘンに本社を構えるACシュニッツァーだ。ドイツ最大級のBMWやMINIのディーラーを母体とし、これまでもさまざまなチューニングカーを製作。またモータースポーツの世界においても多くの実績を残してきたACシュニッツァーは、つねにダイナミックでパワフル、そしてスポーティな外観を実現しながら、法規を厳守したチューニングカーをドイツ、そして世界の市場へと送り届けている。
今回製作されたモデルは、「POLICE BMW M2 by AC Schnitzer」と呼ばれるもので、そのエクステリア・デザインはやはりスポーティの一語に尽きる。もちろん外観にフィットされるACシュニッツァー独自のエアロパーツは、すべて法規を満たしたもので、それを装着した状態でもドイツでは車検に合格することができるという。
ボンネットを開くと視界に入ってくるのは、ノーマルからさらにパワーアップされたACシュニッツァー製のパワーユニットだ。最高出力と最大トルクはノーマルの460ps/550Nmから560ps/650Nmにまで引き上げられ、もちろんこのパワーアップのために使用されたパーツには、すべて部品保証が付いている。エンジンカバーも独特なデザインで、ここからも走りに対するエモーションが強く感じられるのは嬉しいところだ。
RSアジャスタブル・サスペンションを採用
エグゾーストシステムには、ボリュームをコントロールするためのバルブコントロール機能が装備されており、2本の「カーボンスポーツ」テールパイプが左右に組み合わされている。エグゾーストガスの流れが改善されたことで、個性的でスポーティなサウンドが実現され、これはまたパフォーマンスの向上にも見事にマッチングしている。
ドライビングダイナミクスも、ACシュニッツァーの手によって、まったく新しいレベルに引き上げられた。ACシュニッツァーのエンジニアは、まず車高を無段階で調節できる「RSアジャスタブル・サスペンション」をこのモデルに装備し、同時に伸び側と縮み側の調整を実施。車高は25mm~35mmほどダウンしたが、これによってコーナリング時にはより安定した挙動が生み出されることになった。
前後のホイールはACシュニッツァーの「A4」軽量鍛造ホイールで、フロントアクスルには10J×20、リアアクスルには10J×21サイズが、いずれもテックゴールドのカラーで組み合わされている。タイヤはハンコック製の「Ventur S1 evo 3」となる。
ベスト・エンジン・チューナー/ベスト・オプティカル・チューナーに選出
前に触れたエアロダイナミクスの改善も本格的だ。フロントスプリッターはそれだけで60kgのダウンフォースを生み出し、リア・ルーフスポイラーとカーボン・レーシング・リアウイング、そしてガーニーフラップの組み合わせでは80kgのダウンフォースがさらに加わる。
インテリアもじつに機能的なフィニッシュだ。ノーマルよりも大きなアルミニウム製のシフトパドルや、やはりアルミ製のペダル類やフットレスト、キーホルダー、iDriveコントローラーのアルミニウム製カバーなどは、日本でも簡単に交換できるアクセサリーとして人気が出そうなアイテムである。
2024年、ACシュニッツァーはドイツにおいて『SPORT AUTO』誌の読者による「SPORT AUTO AWARD」で、ベスト・エンジン・チューナー、ならびにベスト・オプティカル・チューナーに選出された。その実力が感じられるイニシアティブ・ヴィークルは、もちろん2024年のエッセン・モーターショーにおける主役の1台だった。
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