燃費最優先の時代は終わった？ 数値を追いすぎない開発で日本車が急成長中！｜木下隆之の初耳・地獄耳｜

「最近、クルマの数値が語られること少なくないっすか?」　
編集担当のKがそう言いはじめた。
「特に、燃費に関して、あまり聞かなったっすよね」
なるほどである。担当のKも、たまには的確なことを口にするのである。

かつてハイブリッドが世に出まわりはじめたころ、どのメーカーも燃費性能の優秀性を競っていた。特にトヨタ プリウスとホンダ インサイトの燃費バトルは壮絶で、0.1km/Lでもライバルを超えたくて、非現実的な仕様を投入したりもした。競い合いが技術開発を活性化させることはいい。高度な技術の誕生には、ライバルとの激烈な競争が欠かせないとは思う。

Comments

渋滞の多い日本の道路事情じゃメーカーの公表してるカタログ燃費なんて何の参考にもならない。
お客さんも燃費が悪い！って言うけど問診したら真夏にエアコンONで駐車場でアイドリング状態でTV観てますなんて話も、、、
いくら燃費の良い車に乗ろうが結局はドライバーの走らせ方や使い方次第！

とことんまで切り詰めて数値を追う上での限界点まで到達したことによる弊害を知ったからこそ
言うなれば「ちょいゆる」にしてドライバビリティを味付けできる
限界が分からなければ割り切ることが出来ず、未だに試行錯誤の最中だったであろう
ＥＶに走らず、とことんまで内燃機関を追求した国内数社はそのうち報われると信じている