■運転感覚を楽しみたい人のための、MT車5選
マニュアルトランスミッション車(以下、MT車)を運転したことはあるでしょうか。オートマチックトランスミッション車(以下、AT車)は運転のしやすさや、MT車と比較しても燃費性能が劣らなくなり始めたことなどが理由で、昭和の終わり頃には、国産車の新車販売台数ではAT車がそれまで主流だったMT車を逆転しました。
最新スポーツカーは「AT」でボタン式が当たり前?「スポーツ=MT」はもう古い?
その後、運転免許の条件で「AT限定」が設定され、免許取得時の費用も若干安くなったことから「AT免許」は広く普及し、現在ではほとんどの乗用車や、さらにはトラックや大型バスにもAT車が増えています。
一方で、運転を楽しみたい人の中には、ダイレクトなフィーリングが楽しめるMT車に乗りたいという方もいるかもしれません。そんなユーザーのために、数が少ないながらも、いまでもMT車はほとんどの国産メーカーで販売しており、じつはラインナップに後から加えているモデルもあるくらいです。そこで、今回は車両価格200万円台で買えるMTの国産普通車5車種を紹介します。
●トヨタ「カローラスポーツ」210万6000円
新世代ベーシックとトヨタが表現している「カローラスポーツ」は、低重心でスポーティなシルエットを持っています。トヨタのWebサイトにある「楽しい走りに、とことんこだわりました」との紹介通り、運転を楽しみたい人のための車と言えます。
全グレードにDCM(専用通信機)が標準装備のコネクティッドカーであり、クルマと「トヨタスマートセンター」を通信で繋いで、24時間カーライフをサポートしたり、レーン逸脱防止機能や進化したプリクラッシュセーフティなどを含めた先進安全装備「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備するなど、価格を心配する人も多いかもしれません。
1.8リッターエンジン+モーターのハイブリッド仕様「HYBRID G“Z”」グレードは車両価格(消費税込:以下同様)268万9200円なので、実際に高価なイメージを持たれるかもしれませんが、1.2リッターターボ・ガソリンエンジン車で2WDの「G“X”」であればiMT(6速MT)で210万6000円です。
最高出力116PS/最大トルク18.9kgf-mと決して高出力ではありませんが、6MTを駆使して走行すれば、高い満足感が得られるクルマとなっているでしょう。
なお、iMTは変速・発進操作をアシストする「インテリジェントマニュアルトランスミッション」のことで、初心者や不慣れな方でも、MTを楽しめるようになっています。
●日産「ノート NISMO S」232万8480円
「ノート」といえば「e-POWER」に代表されるハイテク装備のクルマのイメージが強いですが、「NISMO S」は専用シリンダーヘッドと専用ピストンにより、高い圧縮比を実現するなど昔ながらのチューニングが施されています。
また、カムシャフトのハイリフト化や専用吸排気システムの採用などにより、1.6リッターエンジンが奏でる迫力に満ちた吸排気サウンドとともに、ドライバーの意志をダイレクトに伝えられる5速MTで運転を楽しむことができることから、”とにかくMT車に乗りたい”と思われる方に多く選ばれているようです。
NISMOのモータースポーツ活動から得た、ダウンフォースを高めた専用のエアロダイナミクスパーツをまとった外観や、グレードに合わせたボディ剛性を最適化したワークスチューン特有の精細な重量バランスを実現しています。
ブリヂストン「POTENZA S007」タイヤの日本初採用や、パワーステアリングの操舵力を最適化してクイックなレスポンスを実現した点、リヤディスクブレーキの採用とブレーキブースターの最適化など、スポーツ走行に最適なコントロール性と制動力を与えられたホットハッチです。実用性もあって手軽にスポーツドライブを楽しみたい方に嬉しいMT車です。
●スバル「BRZ R Customize Package」243万円
本格的にMT車でスポーツドライブを楽しみたい方にオススメなのが「BRZ R Customize Package」です。最高出力207PS/最大トルク21.6kgf-mを発揮するパワフルな2リッターDOHC16バルブエンジンを、6速MTを駆使して走らせれば、後輪駆動ならではのドライブフィールを満喫できます。
スバルのWebサイトにも「スポーツカーを操る歓びに満ちたベーシックモデル」とある通り、スポーツカーとしての本質を見つめた、ムダのない美しいスタイリングは上位グレードと共通です。
標準では205/55R16サイズのタイヤとスチールホイール装備していますので、社外品のロープロファイル(低扁平率)で幅広のタイヤと、自分好みのデザインのワイドリムホイールと取り換えれば、より深い愛着がわくかもしれません。
16インチフロントベンチレーテッドディスクブレーキ(専用ブレーキパッド付)や15インチリヤベンチレーテッドディスクブレーキ、トルセンLSD(リミテッド・スリップ・デフ)にローギヤード・ファイナルギヤなどが装備されていますので、このグレードはスポーツドライブに加え、カスタマイズのベースに最適な1台となっています。
●ホンダ「シビック ハッチバック」280万440円
200万円台で購入できるMT車として忘れてはいけないのが「シビック ハッチバック」です。最高出力182PS/最大トルク24.5kgf-mを発揮する、1.5リッターDOHC16バルブ直噴VTECターボエンジンのポテンシャルを活かし切る6速MTは、シンクロナイザー機構の形状のチューニングで、スムーズで気持ちの良いシフトフィールを実現しています。
先進安全運転装備「ホンダセンシング」の搭載や、「VSA」(Vehicle Stability Assist・車両挙動安定化制御システム)の装備なども、いまや安全のためには欠かせない機能です。
ブレーキを緻密に制御して、ハンドルを切り始めた時の回頭性や旋回中のライントレース性を向上させる「アジャイルハンドリングアシスト」や、『アウトバーンの高速走行でも高い安心感が得られ、速度域を問わず愉しめるハンドリングを目指したシャシ性能』とPRされているだけあって、6速MTが存分に楽しめそうです。
大衆車のイメージが強かったシビックだけに、現在の価格を敬遠する方もいるかもしれませんが、高度な技術が搭載されたクルマとして評価を受けています。
●マツダ「CX-5 XD」288万3600円
クリーンディーゼルエンジン搭載のSUVであるマツダ「CX-5 XD」も200万円台で購入できます。SUVでありながらも走りにこだわっていますので、運転した際の満足度も高くなっています。しかも「CX-5 XD」は2018年10月のマイナーチェンジの時に、6MTが追加設定されるという、非常にレアなケースのモデルです。
エンジンは最高出力190PS/最大トルク45.9kgf-mを発揮する2.2リッター直列4気筒DOHC16バルブ・ターボディーゼルの「SKYACTIV-D 2.2」ですので、高トルクを活かして走行させれば、クルマのサイズや重量はそれほど気にならないでしょう。
話題となった最新技術の車両挙動制御技術「G-ベクタリング・コントロールプラス(GVC Plus)」とあわせてMTのドライブをいっそう楽しめそうです。
また、全方位の安全性能を実現した「i-ACTIVSENSE」(危険認知支援技術/衝突回避支援・被害軽減技術/運転支援技術のマツダの呼称)も標準で搭載され、楽しいだけでなく安心感のあるクルマとなっています。
※ ※ ※
今回は200万円台で購入できる国産MT車5車種を紹介しました。日本のみならず世界的に数を減らしているMT車ですが、海外でもポルシェなどユーザーからのリクエストでMTモデルを追加した例もあります。
教習所を卒業して以来MT車に乗っていないという方がほとんどだと思いますが、試しに乗ってみると、その魅力を再発見できるかもしれません。
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