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マルク・マルケスが帰ってきた! 圧巻の独走で1043日ぶり優勝。バニャイヤ大クラッシュで0ポイント|MotoGPアラゴンGP決勝

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マルク・マルケスが帰ってきた! 圧巻の独走で1043日ぶり優勝。バニャイヤ大クラッシュで0ポイント|MotoGPアラゴンGP決勝

 モーターランド・アラゴンでMotoGP第12戦アラゴンGPが開催された。MotoGPクラスの決勝レースはグレシーニのマルク・マルケスが独走で勝利した。

 アラゴンGPの予選ではマルク・マルケスがポールポジションを獲得。スプリントレースでも独走勝利を収めており、ドゥカティ陣営加入後の決勝レース初優勝への期待が更に高まっていた。

【MotoGPランキング一覧】バニャイヤ0ポイントでギャップ拡大

 なおサーキットは朝方に雨に降られてしまい、ウォームアップセッションはウエットコンディションとなっていた。ただその後の天候回復により、MotoGPクラス決勝はドライコンディションで行なうことができた。

 全23周の決勝レースはマルケスがスプリントレース同様に好スタートを切ってホールショットを奪った。予選上位のペドロ・アコスタ(GASGAS)、ホルヘ・マルティン(プラマック)が後ろにつけた。

 一方でフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)は再びスタートを失敗し、7番手までポジションを落としてしまった。

 2番手集団ではアコスタとマルティンがポジションを争う中、ターン8でやや強引にマルティンが仕掛けた際、ふたり共コースオフしてしまう場面があった。このインシデントによって、既に先行していたマルク・マルケスが、まだ序盤にもかかわらず2秒の大きなリードを築くことになった。

 さらにその後アコスタはリズムを崩してしまったのか、アレックス・マルケス(グレシーニ)にもオーバーテイクを許した。アレックス・マルケスはアコスタを突き放していき、3番手を確保した。

 先頭を走るマルク・マルケスは完全に独走状態で、後続のマルティンはその差を詰められない。レース3分の1を消化した8周目で、ギャップは約2.5秒だった。

 同時にマルティンと3番手アレックス・マルケスの2人の差も3秒、そして4番手のアコスタも既に2秒差と、上位は距離が開きバトルの無い展開が続いた。

 マルク・マルケスとマルティンはその後も差が広がっていき、それぞれが単独走行でレースを走り切ることとなった。

 そしてマルク・マルケスは最終的に約5秒のリードでトップチェッカーを受け、ポール・トゥ・ウィンを果たした。2位はマルティンで、3位はライバルのクラッシュから漁夫の利を得たアコスタだった。

 なおマルク・マルケスにとってこれがグレシーニ移籍後初のグランプリ勝利だ。彼のグランプリ勝利は2021年の第16戦エミリア・ロマーニャGP以来で、日数にすると1043日ぶり(スプリントは現在公式記録に入らない)だ。

 アコスタの表彰台獲得は、残り6周でバニャイヤとアレックス・マルケスが”まさか”の大クラッシュを喫したことが大きな要因だ。

 スタートでポジションを落としたバニャイヤは、レース後半に徐々に追い上げていった。アコスタを交わし、さらに3番手のアレックス・マルケスとのギャップを削っていった。 

 バニャイヤがアレックス・マルケスに追いつき、終盤は表彰台最後の一席を巡ってバトルが展開されると思われた残り6周、アレックス・マルケスがターン12でワイドに膨らんでしまいタイムロス。これを好機と見たバニャイヤはターン13に向けてアウト側から追い抜きをしかけたのだが、ターン13へのアプローチで両者が接触。2人一緒にもつれ込むようにクラッシュしてしまったのだ。

 バニャイヤの上にアレックス・マルケスのマシンが乗り上げる形の危険なクラッシュとなったが、その後バニャイヤは自力で立ち上がっており、メディカルセンターでの検査の結果大きな怪我は無かったようだ。なおこの一件はレース後の審議対象とされた。

 タイトル争いではポイントリーダーのマルティンが2位を堅実に獲得した一方で、ランキング2番手のバニャイヤはクラッシュでノーポイントに終わった。その結果マルティンが23ポイント差までリードを広げている。

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