FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦上海4時間レースの予選は、レベリオン・レーシング1号車(グスタボ・メネゼス/ブルーノ・セナ/ノーマン・ナトー)がポールポジションを獲得した。
舞台は、青空が広がる上海国際サーキット。今回、トヨタは1周あたり2.74秒相当の厳しいサクセス・ハンディキャップを抱える。TS050 HYBRIDの7号車には小林可夢偉、8号車には中嶋一貴が乗り込み、予選開始時刻を迎えた。
■ブエミ、WEC上海のレースを悲観「トヨタはプライベーター勢と戦えない」
まずはレベリオン・レーシング1号車のメネゼスが真っ先にアタックを開始し、1分46秒006をマークした。チームLNTのジネッタ勢はこのタイムに及ばなかった。
7号車の小林は、セクター1と2では1号車を上回るペースを見せたが、ストレート主体のセクター3で大きく遅れ、0.507秒差の2番手。8号車の中嶋も同様の傾向で、1.037秒差の4番手となった。
1号車はメネゼスからセナへとバトンタッチ。全セクターで全体ベストを更新する1分45秒778を叩き出し、LMP1クラスのライバルを突き放した。
7号車はマイク・コンウェイ、8号車はブレンドン・ハートレーがアタックへ。しかし2台がアタックに入ろうとしたタイミングで、ピットから出てきたマシンに詰まる形となってしまい、ハートレーはアタックを中断。コンウェイはそのまま走行を継続したが、タイムは1分47秒958と伸び悩んだ。
この間に、チームLNTのジネッタ5号車はベン・ハンリーが1分46秒907をマーク。平均タイムでトヨタ勢を上回った。さらには、ジネッタ6号車もタイムアップを果たす。マイケル・シンプソンがスピンを喫する場面もあったが、アタックをまとめて2番手に浮上したのだ。
週末を通してタイヤの性能劣化が激しいこともあり、トヨタ勢は大きくタイムを伸ばすことができないままピットイン。7号車が4番手、8号車が5番手で予選を終えることとなってしまった。
LMP2クラスの予選では、ハイクラス・レーシング33号車のアタックを山下健太が担当した。1分48秒089を記録したクール・レーシング42号車(ニコラス・ラピエール)と0.247秒差の3番手でアタックを終え、チームメイトのアンドレス・フィヨルドバッハに後を託した。
最終的にクール・レーシング42号車がそのままクラストップに。ハイクラス・レーシング33号車はクラス4番手となった。
LM-GTE Proクラスの予選では、アストンマーチン勢が速さを見せた。一人目のドライバーのアタックが終わった時点で、ニッキー・ティームがドライブした95号車が1分59秒787を記録してトップに立ち、マキシム・マーティンの97号車が2番手に続いた。
しかし、ポルシェ92号車のケビン・エストレが1分59秒024の好タイム。ドライバーふたりの平均タイムで95号車を0.018秒上回り、クラスポールポジションを獲得した。
LM-GTE Amクラスは、チーム・プロジェクト1の56号車ポルシェがフリー走行からの好調をキープし、クラス首位となった。
MRレーシングの70号車フェラーリは、まずアタックしたケイ・コッツォリーノが4番手タイムをマーク。続いて石川資章が乗り込んだが、コンマ1秒を争う接戦の中でポジションを落とし、最終的にクラス7番手で予選を終えた。
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