オープンカフェが好き!
岡崎宏司の「クルマ備忘録」連載 第182回
価格は31億円!? 「ロールス・ロイス」が製造した究極のフルオーダーモデルとは?
カフェの話は前にも書いたが、今回は「オープンカフェ」に的を絞る。
僕も家内もカフェが大好き。日常でも、旅先でもカフェ通いは欠かさない。中でも、テラス席に目がない。
より正確に言えば、テラス席のあるレストランも含めて、、ということになるが。
とくに、コロナ禍が続くここ2年ほど、わが家にとって「なくてはならない存在」になっている。
いちばん高い頻度で通っているのが、第3京浜道路の都筑PAにある「スターバックス」。テラス席は4席しかないが、埋まっていることはまずない。
幸い、家内も僕も寒さには強いので、真冬でもテラス席で過ごす。とくに、陽射しがあって風がない日は快適だ。
わが家から15分ほどのドライブで行けるが、ここでランチ。コロナ下での息抜きには、とてもありがたい存在になっている。
このPAでは、珍しいバイクとクルマが多く見られる。とくに週末は見応えがある。スーパーバイク、クラシックバイク、そして個性的なクルマたちが集まる。
そのオーナーたちとの立ち話も楽しい。他愛のないバイク話クルマ話だが、時間はあっという間に過ぎていく。
わが家の近くといえば、フレンチトーストをウリにする「CAFE FREDY」というカジュアルな店がある。そこのテラス席でもよくランチする。
板張りの床と広いテーブル間隔が心地いいし、フレンチトースト+サラダのプレートもお気に入りだ。
このレストラン、ブティックと併設されているのも面白いし、いい雰囲気を出している。でも、扱っているのが僕の好みのブランドなのはまずい。帰りがけに、ついつい手が出てしまうことになるからだ。
横浜、山下公園前にあるグランドホテル。
美しい中庭に面したイタリアンレストラン「イルジャルディーノ」、、のテラス席にも月イチくらいで通っている。
ここでランチ。その後山下公園を散策。帰りがけ、公園前の歩道にテーブルを出した小さなカフェ、「エリオットアベニュー」に寄って、アートなラテを楽しむ、、、これがいつものパターンだ。
玉川髙島屋は、わが家からクルマで20分ほど。国道246号線沿いの眺めはいいとは言えないが、短時間なのでヨシとしている。
ここのスターバックスにもよく行く。友達と会うときは店内のテーブル席に着くが、家内と二人のときはテラス席に着く。ただし、ビルの屋上なので、風のないときに限る。
このスターバックス、たいてい混んでいる。席が空いていないことも少なくない。でも、テラス席ならいつも空いている。
代官山蔦屋書店のスターバックスも好きだが、ご多分に漏れず、店内の席はたいてい埋まっている。でも、店外の通路沿いに置かれたテラス席はいつも空いている。
「ビルの谷間の冬の日陰」は寒々としており、「寒さ好き?」の僕らでもさすがに引いてしまう。でも、陽射しの当たる席なら冬でも気持ちよく過ごせる。
同じ敷地内にある「 IVY-PLACE」 のテラス席にもよく行く。コロナ前はディナーもしたが、コロナ後はランチしかしていない。
都心とは思えないような豊かな緑に囲まれたテラス席。ここなら少し風があっても心地よく感じられる。首都高速が順調に流れていれば、わが家からはクルマで30分ほどの距離。
首都高速は正午過ぎ頃なら渋滞には出遭わない確率が高い。なので、13時頃に家を出ることが多い。少し遅めのランチになるが、快適なドライブには代えがたい。
「銀座SIX」にあるスターバックスのテラス席も好き。いろいろな店を見てまわり、ちょこちょこっと買いものをした後にテラスでラテを、、、が、いつものパターンだ。
南青山にあるジャズクラブ、ブルーノート東京に行く時、必ず立ち寄るのが南青山骨董通りに面したスターバックスのテラス席。
ブルーノート東京まで歩いてすぐだし、、、骨董通りの雰囲気も、ジャズのライブを楽しむ前の気分になんとなく合う。
話はちょっと逸れるが、、、ジャズクラブといえば、あれこれ楽しい思い出がある。
ニューヨーク、ニューオルリンズ、サンフランシスコ、パリ、ミラノ、ミュンヘン、、、いろいろな街でジャズクラブへ行った。
ニューヨークとニューオルリンズは僕だけだったが、他は家内と一緒。わが家の旅には欠かせないプログラムのひとつになっている。
もちろん、ジャズクラブにテラス席はない。、、が、一度だけ「疑似テラス環境」で生のジャズ演奏を聴いたことがある。ニューオルリンズでのことだ。
その小さなジャズクラブは人で溢れていた。道路に面したクラブは扉が開かれたままになっていて、演奏が直に外まで聴こえる。
ステージがあり客席があるのだが、通りがかりの人が次々と立ち止まり、少し演奏に耳を傾けては中に入ってゆく。チケットを持っていないのに、、。そして、チケットをチェックする人もいない。
覗き込んでみると、2列の椅子席を挟む3列の通路まで埋まっていた。真ん中の通路の人たちは段のついたフロアに座り、左右通路の人たちは立っていた。椅子席背後のスペースも埋まり、文字通りの満杯状態だった。
でも、僕は、扉の脇にある開いた窓の前にスペースがあることに気づいた。窓の外でナマのジャズ演奏を観て聴くという貴重な!?体験をした。僕はこれを、「疑似テラス環境」と強引に定義づけている。
話をもとに戻そう。
霞が関ビルを中心にした高層ビル群に囲まれた広場、、その一角にあるスターバックスのテラス席も好きだ。昼休み時を外せば、広場を行き交う人も少なく、シンとしている。
都心とは思えない開放感と静けさに包まれた空間。そこでラテを飲みながら青空を見上げる、、、ハッピーな気分に浸れるひと時だ。
同じ霞が関ビルの一角にあるイタリアン・レストラン、「バーバラ・マーケットプレイス 」のテラス席も好き。とくに暗くなってからの時間帯がいい。巨大なビルの夜の表情を見上げながら過ごす時間は、ちょっとした異次元トリップ感覚が楽しめる。
六本木、東京ミッドタウンの「IDEE CAFE PARK」のテラスも居心地がいい。ここでは、大好きなカフェラテではなく、ダブルエスプレッソをオーダーする。ランチ時ならサンドイッチを、それ以外ならケーキかワッフルをオーダーすることが多い。
青山、明治神宮外苑の銀杏並木にある「アニヴェルセル カフェ」、、、ここのテラス席はいつも賑わっている。店の表情 / 佇まいにはパリのカフェを思い出させるものがある。
銀杏並木にはいろいろなクルマが集まる。それをテラス席から眺めるのも楽しい。とくに週末は名車鑑賞の特等席になる。
あれこれ書いてきたが、〆は六本木ヒルズのグランドハイアット東京にあるイタリアンカフェ、、「フィオレンティーナ」にしよう。
白で統一されたテーブルとパラソルが、テラスの開放感を一層高めている。ここしばらく行っていないが、思い出したら無性に行きたくなった。
ヨーロッパのオープンカフェ、、テラス席のあるカフェの歴史は長い。その存在は多くの人にとって日常になっている。そして、寛ぎのひと時を過ごす大切な場所になっている。
ところが、日本では、道路交通法や消防法の規制が多いようで、設置場所が限られているのが現状らしい。でも、最近、少しづつながら増えてきているように感じる。
「銀座通りにオープンカフェができたらいいな!」、、これが僕の長年の望みだ。
● 岡崎宏司 / 自動車ジャーナリスト
1940年生まれ。本名は「ひろし」だが、ペンネームは「こうじ」と読む。青山学院大学を経て、日本大学芸術学部放送学科卒業。放送作家を志すも好きな自動車から離れられず自動車ジャーナリストに。メーカーの車両開発やデザイン等のアドバイザー、省庁の各種委員を歴任。自動車ジャーナリストの岡崎五朗氏は長男。
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