コンセプトモデルから大きく変化
2020年6月に41万円前後で発売見込みとお伝えしていたCT125だが、ついにその姿をキャッチした。写真は販売店向け商品説明会で展示されたものということで、1点しか入手できなかったのは残念だが、価格情報など詳細も知ることができたのでお伝えしたい!
’20ホンダ新型CT125の機能美は旧型と共通【CT110″ハンターカブ”新旧徹底比較】
44万円前後でABS仕様のみのラインナップになりそう
待望のCT125ハンターカブの続報だ! ホンダが正規取扱店を対象とした発表説明会で2020年のニューモデルを展示。その姿をとらえた写真を入手することができた。まずはその全体像を見てもらいたい。
―― 【HONDA CT125“ハンターカブ”[2020]】●予想価格:44万円前後 ●色:赤、ベージュ ●予想発売時期:2020年6月
―― こちらは東京モーターショーで展示されたコンセプトモデル(赤)と、それをベースにヤングマシンが製作したベージュのCG(右)だ。
車名はCT125に“ハンターカブ”のペットネームが付くことがほぼ確定。価格は以前のスクープ記事でスーパーカブC125と同程度とお伝えしていたが、これにABSを装備した仕様が標準となることが判明したので、予想価格は44万円前後へと訂正したい。なお、2018年10月1日以降に発売される新型車についてはABSの装備が義務付けられているため、ABS無しの仕様はラインナップされないはずだ。継続生産車に関しては2021年10月1日以降に義務化が適用されるため、C125についてはまだしばらくABS無しでいくことになりそうである。
車体のカラーリングは赤に加え、既報通りベージュが確定。1点のみ入手できた写真がベージュだったことから、さらに車体色が追加されるのかは不明だ。また、蛍光灯下の環境光で撮影されているようで、ベース写真が色補正を必要としたことから、正確な色味が出ているわけではないことも付記しておきたい。
雰囲気はそのままでも、車体の違いは多岐にわたる
では、気になるコンセプトモデルと製品版の違いを解説していこう。詳細は発表されていないが、見た目で判別できるものを列記していきたい。
まずボディデザインからだが、アンダーボーンフレームのカバーからして形状が違う。全貌の斜めのエッジの処理や、ロゴが立体になったこと、そしてマフラーの取りまわし変更にともないサイドカバーの形状も異なる。クマ(?)の足あとも消えたが、くまモンバージョンの登場にも期待したいところ。
エンジンはすでにあるスーパーカブC125と同じなので形状は変わらないが、マフラーはエキゾーストパイプカバーを大型化するとともに、サイレンサー部分のヒートガードをさらに追加。ステップヒールガードの形状変更が目立つほか、ペダルの取りまわしの処理が異なっている。ステップ自体は、ラバーを取り外せばオフロード志向のギザギザステップに早変わりする構造のようだ。
そして、そこの目ざといアナタ、見つけましたでしょうか? キックペダルが追加されているのだ! ハンターカブを名乗るからにはキックペダルがなければ、という意見もWEBを中心に見られたが、そこはやはりホンダさんもわかってらっしゃる!
センタースタンドは標準装備のようだが、サイドスタンドがコンセプトモデルほどの大型のものかどうかは判別できず。ここは実車を確認できるタイミングを待ちたい。
スイングアームにはタンデムステップが取り付けられ、チェーンアジャスターはC125と同様のアルミかな? という感じ。フロントまわりはけっこう手が入っていて、スポークホイールは同様だがブレーキキャリパーは1ピストンから2ピストンへと換装。ABSの文字とセンサー用のリングも見える。リヤブレーキはブレーキホースの取りまわしが異なっているが、ホースに関してはコンセプトモデル段階のものについてとやかく言うほどの事ではないだろう。ちなみにABSを備えているのはフロントのみとなる(法規上もOK)。
フロントフェンダーは、プレス材を組み合わせたように見えたコンセプトモデルから、パイプとプレス材の組み合わせに変更されている。おそらくは振動対策と剛性確保だろう。泥除けフラップが大型化しているのも「わかってらっしゃる!」という感じだ。ただし、タイヤはオンロード傾向のものになっているので、ヘビーデューティな雰囲気を求めるならブロックタイヤに換装するのもアリだろう。
同様に大型リヤキャリアもアルミ板をベースとした素材をイメージされせるものから、パイプ+プレス材のものに変更されている。色も黒で落ち着きのあるものだ。また、燃料タンクは溶接ビードが剥き出しで野性的だったが、これにラバー製のガードが追加されている。
ヘッドライトステーは形状変更され、より立体感を重視したものに。LED4灯を仕込んでいた大型ウインカーは、形状こそ似通っているもののクリアレンズになっている。ハンドルバーのブリッジは廃止された。
ちなみに、シートはコンセプトモデルと縫製が異なっているのは視認できるが、形状が異なるかどうかは判別できず。とはいえ、コンセプトモデル段階ではまだシートとして機能するクッションを内蔵していなかったとの話もあるので、ここは気にする部分でもなさそうだ。
【追記】リヤキャリアに接続されるハイマウント吸気ダクトは生きています!
拡大して見比べてみよう!
―― フロントまわり。ヘッドライトステーやフェンダー、ブレーキまわりに注目したい。
―― こちらはコンセプトモデル。ブロックタイヤでもずいぶん雰囲気が変わっていることがわかる。
―― リヤまわりはキャリアの変更やタンデムステップの追加、マフラーカバーの形状変更などで量産車然としたつくりに。でも野暮ったさが出たというよりはカタマリ感になって見えるので、筆者としてはこちらも好み。
―― だいたい同じアングルのマフラー&リヤまわり。燃料タンクの溶接ビードの処理などもわかりやすい。スイングアームはやや細くなっているようだ。また、市販車なので当たり前ではあるが、ちょっと見えにくいがチェーンカバーも追加されている。
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