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ついに予約が始まった「日産 アリア」のベストグレードとは? コスパや納期も考慮すると…

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ついに予約が始まった「日産 アリア」のベストグレードとは? コスパや納期も考慮すると…

俊足はB9の4WDグレード、航続距離はB9のFWDグレード!?

ついに日産の新世代電気自動車「アリア」の発売が発表されました。まずは日本で先行して予約を開始、順次世界展開をしていくということです。

日産アリアの予約注文開始、特別仕様車は660万円から。標準モデルの実質価格は500万円から

日本を最初の販売エリアに選んだ理由は、アリアが最先端のテクノロジーを満載した「技術の日産」を象徴するモデルだからで、それほどの自信作ということでしょう。

そんなアリアのグレード構成は「B6」と「B9」の2種類です。

このグレード名は搭載するバッテリー容量を表し、B6が66kWh、B9は91kWhとなっています。駆動方式はそれぞれのグレードにFWDと4WDが用意されますが、4WDは前後にモーターを搭載するツインモーター仕様で、モーターが増えたぶんパフォーマンスが上がっています。逆に、FWDのほうは同じバッテリーであれば軽量なこともあり、航続距離が長くなっています。

ということは、ピュアEVらしい加速を味わいたければ4WD(B9で290kW≒394ps)。同じバッテリー容量で航続距離を重視するならFWDにするのが、アリアの選び方になるでしょう。後者の視点に立てば、B9のFWDグレードはWLTCモードで610kmの航続距離が期待できます。だたし、これは予算を考えなければ、という前提での話。

コスパも考えると唯一600万円台となるB6のFWDグレードか

発売記念の特別仕様車「アリア リミテッド」の価格設定をみると、エントリーグレードであるB6のFWDだけが600万円台で、それ以外は700万円台となっていて、大は小を兼ねるからと、安易に高い方を選ぶわけにはいかない価格差です。

たとえば、同じFWDで比べると、B6の価格は660万円なのに対して、B9は720万800円と60万円も高くなってしまいます。B6のFWDでも一充電航続距離は450kmを確保しているといいますから、多くの人にとって実用上は大差ないと言えるのではないでしょうか。めったに使わない航続距離(つまりバッテリー)のために60万円多く支払うくらいであれば、別の使い道のほうが幸せになれるかもしれません。

年内に納車が始まるのはB6のFWDのみ、残りは22年夏以降に

納期の点でもB6のFWDグレードだけが今冬(2022年冬)に先行すると発表されています。その他のグレードは2022年夏頃になるというのです。予約開始が始まったと聞くと、年内納車のようなイメージかもしれませんが、はやくても1年以上先に納車されるクルマの予約がはじまったというのは注意が必要です。

電気自動車の補助金(年度ごとに見直しされることが多い)を考えても、2022年夏以降の納車となるであろうB6(4WD)とB9(FWDと4WD)については様子をみたほうがいいかもしれません。それに、たとえば東京都在住の場合、現時点では条件を満たすことで環境省の補助金80万円と東京都の補助金60万円が期待できますが、来年度に予算が残っているのかどうかなど、不確定な要素もありそうです。

仮に条件が変わらないとしても、車両価格が安いほど補助金比率は高まるため、お買い得感があるのはメーカー希望小売価格が安いエントリーグレードのB6 FWDグレードでしょう。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

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